ご質問
海外赴任中で、現地で処方されているコンサータ(メチルフェニデート)を服用しています。一時帰国時に日本に持ち込めますか?
薬剤師からの回答
原則として個人輸入では持ち込めません。ただし、いくつかの手続きを踏むことで合法的に持参することが可能です。
日本での扱い
メチルフェニデート(コンサータ・リタリン)は、日本では麻薬及び向精神薬取締法の「第1種向精神薬」に該当し、極めて厳格に管理されています。さらに、適正流通管理委員会の登録医師のみが処方でき、薬局も登録薬局に限られます。
持ち込みの手続き
- 事前に厚生労働省への届出: 麻薬・向精神薬携帯輸入許可(入国前に申請)
- 医師の英文処方箋(現地医師発行、日本滞在中の期間分のみ)
- 日本国内での継続処方は原則不可(1ヶ月を超える滞在では日本国内の登録医師受診が必要)
薬剤師メモ: 2026年現在、厚生労働省の「医薬品等の輸入代行業者の許可制度」と「個人輸入監視指導要領」に基づき、向精神薬の個人輸入は税関で没収されるケースが多く報告されています。手続きなしの持ち込みは刑事罰の対象となり得ます。
代替案
- 一時帰国前に、赴任先の主治医に滞在日数分を厳密に計算して処方してもらう
- 日本国内の登録医療機関を事前予約(都市部以外では登録医が少ない)
- 長期滞在の場合は現地で処方を切らさない計画
参考リンク
- 厚生労働省 麻薬・向精神薬携帯輸入: https://www.mhlw.go.jp/
- 医薬品個人輸入監視指導: https://www.mhlw.go.jp/
本回答は一般的な情報提供であり、個別の医学的判断は主治医または薬剤師にご相談ください。