オーストラリア、トラコーマ撲滅を達成—世界30番目

オーストラリア、感染症トラコーマの撲滅を達成

世界保健機関(WHO)は2026年4月29日、オーストラリアがトラコーマの公衆衛生上の問題を撲滅したことを正式に認定しました。これにより、オーストラリアは世界でトラコーマ撲滅を達成した30番目の国となります。

トラコーマについて

トラコーマはクラミジア・トラコマティス菌による眼感染症です。世界保健機関によると、トラコーマは世界の感染症の中で最も一般的な失明原因です。特に衛生環境が限定的な地域での発症率が高く、感染初期段階では結膜炎として現れます。反復感染により瘢痕化が進行すると、角膜混濁による視力障害や失明に至ります。

オーストラリアでの達成背景

オーストラリアの先住民コミュニティでは、かつてトラコーマが公衆衛生上の重大な課題でした。今回の認定は、以下の取り組みの成果と考えられます:

  • 抗菌薬による早期治療体制の整備
  • 水道インフラと衛生環境の改善
  • 医療アクセスの向上
  • 啓発活動の実施

渡航者への影響

オーストラリアへの渡航者にとって、トラコーマはほぼ懸念不要となりました。ただし、衛生環境が限定的な地域での長期滞在時には、基本的な衛生管理(手洗い、眼の清潔保持)を心がけることが推奨されます。

薬剤師メモ トラコーマは抗生物質治療に反応します。眼の充血や異物感が持続する場合は、医師の診察を受けてください。活動性トラコーマがある場合、マクロライド系抗生物質やテトラサイクリン系薬剤が一般的な治療選択肢ですが、自己判断での使用は避け、必ず眼科医や医師の指示に従ってください。

出典(一次情報)

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