ハワイで吐き気・嘔吐になったら|現地薬局で買える薬と正しい買い方を薬剤師が解説

ハワイで吐き気・嘔吐になったら|現地薬局で買える薬と正しい買い方を薬剤師が解説

ハワイは年間を通じて温暖で、日本から最も身近なリゾート地のひとつです。しかし観光中に吐き気や嘔吐に見舞われる旅行者は少なくありません。原因は乗り物酔いから食中毒、脱水まで多岐にわたり、それぞれ対処法が異なります。本記事では薬剤師の視点から、原因の見極め方・現地薬局で入手できるOTC薬の選び方・緊急受診が必要なサインまでを網羅的に解説します。


ハワイで吐き気・嘔吐が起きやすい原因

1. 長時間フライトと時差による自律神経の乱れ

日本からホノルルまでの飛行時間は概ね7〜9時間。機内では気圧が地上より低く設定されており(概ね0.75気圧相当)、この変化が内耳の前庭器官に微妙なストレスを与えます。着陸後も時差の影響(ハワイ標準時は日本より19時間遅れ、夏時間期間は20時間遅れ)が続き、自律神経の乱れから胃腸の蠕動運動が乱れ、吐き気が生じます。特に食欲がないのに機内食を無理に食べた場合や、アルコールを多量に摂取した場合は症状が悪化しやすいです。

2. 観光中の乗り物酔い

ワイキキ発着のイルカウォッチングや沖合クルーズ、ノースショアへのシャトルバスなど、海上・陸上を問わず揺れを伴う移動が多いのがハワイ観光の特徴です。海況によっては波が高く、普段船酔いをしない人でも嘔吐に至るケースがあります。

3. 食中毒・旅行者下痢症

ハワイの食文化は多様で、プレートランチ・ポキ丼・生ガキ・スパムなど多彩な料理が楽しめます。一方で生魚介類(特にポキやセビーチェ)や、屋外フードトラックでの食事では、細菌性食中毒(サルモネラ・ビブリオ・カンピロバクター等)のリスクがゼロではありません。症状は摂取後数時間〜24時間以内に出現することが多く、吐き気・嘔吐に加えて腹痛・下痢を伴うことが典型的です。

4. 脱水・熱中症

ホノルルの年間平均気温は26〜30℃で、湿度も高め。ダイヤモンドヘッドトレッキング・スノーケリング・マラソンイベントなどの屋外アクティビティ中に水分補給が不十分になると、脱水に伴う吐き気が起きます。アルコールやカフェイン飲料は利尿作用があるため、ビールやコーヒーだけで過ごすと知らぬ間に脱水が進みます。

5. 低血糖

時差ぼけで食事リズムが崩れると、食間が長くなって血糖値が下がり、吐き気・冷汗・ふらつきが起きることがあります。特に糖尿病治療薬を服用中の方は注意が必要です。

6. 妊娠悪阻(つわり)の悪化

妊娠初期に渡航した場合、機内の気圧変化・疲労・食事の変化が重なり、つわりが普段より強くなることがあります。この場合はOTC薬での対応には限界があり、産婦人科医への相談が優先されます。


重症度判定チェックリスト

症状の緊急度を3段階で確認してください。

🔴 レベル1:今すぐ救急受診(ER)

以下のいずれかに当てはまる場合は、迷わずEmergency Room(救急外来)を受診してください。

  • 吐血または赤・黒・コーヒー色の嘔吐物がある
  • 嘔吐とともに激しい胸痛・背部痛がある
  • 意識が朦朧とする・呼びかけに反応が鈍い
  • 嘔吐後に脈が触れにくい・皮膚が冷たく青白い
  • 体温が39.5℃以上の高熱を伴う
  • 強い頭痛・項部硬直(顎を胸につけられない)+嘔吐(髄膜炎を疑う)
  • 右下腹部の激痛+嘔吐(虫垂炎を疑う)

🟡 レベル2:数時間以内にUrgent Care受診

  • 嘔吐が6時間以上止まらず、水分も摂れない
  • 脱水のサイン(口の渇き・尿が出ない・目がくぼんでいる)
  • 38.5℃前後の発熱+嘔吐が同時に続く
  • 下痢+嘔吐が重なり、体力が著しく低下している
  • 既往症(糖尿病・腎疾患・心臓病)があり嘔吐が続く
  • 飲んだ薬を嘔吐してしまい、慢性疾患の治療が続けられない

🟢 レベル3:経過観察+OTC薬で対応可能

  • 原因が明確(乗り物酔い・食べすぎ・飲みすぎ)
  • 嘔吐は1〜3回程度で収束傾向にある
  • 少量の水・スポーツドリンクが摂れている
  • 体温は平熱か37.5℃未満
  • 腹痛は軽度で、右下腹部の圧痛はない
  • 意識は明瞭で会話ができる

現地薬局で買えるOTC薬一覧

ハワイのホノルル・ワイキキ周辺にはCVS Pharmacy、Walgreens、Longs Drugs(CVS系列)が複数店舗あり、いずれも以下の薬を入手しやすい環境です。

乗り物酔い・嘔吐止め

ブランド名 有効成分(一般名) 規格・用量 価格目安 主な取扱薬局
Dramamineドラマミン Original ジメンヒドリナート(Dimenhydrinate) 50mg錠。成人:1回1〜2錠を4〜6時間ごと、1日最大400mg 概ね$6〜9(36錠) CVS、Walgreens、Longs Drugs
Dramamineドラマミン Less Drowsy メクリジン塩酸塩(Meclizine HCl) 25mg錠。成人:1回1錠を24時間に1回 概ね$7〜10(8錠) CVS、Walgreens
Bonineボニン メクリジン塩酸塩(Meclizine HCl) 25mgチュアブル錠。成人:1回1錠を24時間に1回 概ね$8〜11(8錠) CVS、Walgreens、Longs Drugs
Pepto-Bismolペプトビスモル サリチル酸ビスマス(Bismuth Subsalicylate) 262mg/15mL(液剤)または262mg錠。成人:液剤30mLまたは錠2錠を30〜60分ごと、1日最大8回 概ね$5〜8 CVS、Walgreens、Target
Emetrol レブロース・デキストロース・リン酸(Phosphorated Carbohydrate Solution) 液剤。成人:15〜30mLを15分ごとに最大5回まで 概ね$7〜10 CVS、Walgreens
Zantacザンタック 360 / famotidineファモチジン(ジェネリック) ファモチジン(Famotidine) 20mgまたは10mg錠。胃酸過多による吐き気に。成人:1回10〜20mgを必要時 概ね$5〜8 CVS、Walgreens
Tumsタムス 炭酸カルシウム(Calcium Carbonate) 500mg/750mg等のチュアブル錠。胃酸による不快感に。成人:1回2〜4錠、1日最大15錠 概ね$4〜7 CVS、Walgreens、Safeway

薬剤師メモ: Emetrolはリン酸化炭水化物溶液で、胃腸の平滑筋弛緩に関与するとされる非鎮静性の制吐薬です。妊婦・糖尿病患者は使用前に医師へ相談してください(糖分を含むため)。


成分別の選び方ガイド

ジメンヒドリナート vs. メクリジン塩酸塩

どちらも抗ヒスタミン系の乗り物酔い薬ですが、特性が異なります。

ジメンヒドリナート(Dramamineドラマミン Original)

  • 眠気が出やすい
  • 効果発現が比較的速い(服用後30〜60分)
  • 夜間フライトや就寝前の服用に向いている
  • 妊婦への安全性データはメクリジンよりやや少ない(服用前に医師相談を)

メクリジン塩酸塩(Dramamineドラマミン Less Drowsy / Bonineボニン

  • 眠気が少なく、日中の観光にも使いやすい
  • 半減期が長いため1日1回服用が多い
  • 乗船1時間前の予防内服が有効
  • 前立腺肥大・緑内障の方は使用前に医師相談を

サリチル酸ビスマス(Pepto-Bismolペプトビスモル

食中毒疑い・旅行者下痢症を伴う吐き気に有用です。ただし、アスピリン(サリチル酸系)アレルギーのある方、NSAIDs使用中の方、抗凝固療法中の方は禁忌です。便が黒くなることがありますが、これは薬剤によるものです(吐血による黒色便と区別が必要な場合は医療機関へ)。


現地薬局での買い方・英語フレーズ

薬局スタッフや薬剤師に症状を伝える際に使えるフレーズです。英語が不安な方はスマートフォンで文章を見せるだけでも構いません。

症状を伝えるフレーズ

日本語 英語フレーズ カタカナ発音
吐き気がします I feel nauseous. アイ フィール ノーシャス。
嘔吐しました I vomited. アイ ヴォミティッド。
乗り物酔いです I have motion sickness. アイ ハヴ モーション スィックネス。
食中毒かもしれません I might have food poisoning. アイ マイト ハヴ フード ポイズニング。
吐き気止めをください I need something for nausea. アイ ニード サムシング フォー ノーシャ。
眠くなりにくいものを Something that won't make me drowsy. サムシング ザット ウォント メイク ミー ドラウジー。
子供にも使えますか? Is this safe for children? イズ ディス セーフ フォー チルドレン?
妊娠中でも使えますか? Is this safe during pregnancy? イズ ディス セーフ デューリング プレグナンシー?
他に飲んでいる薬があります I'm taking other medications. アイム テイキング アザー メディケーションズ。
血圧の薬を飲んでいます I'm on blood pressure medication. アイム オン ブラッド プレッシャー メディケーション。

薬剤師への追加説明に使えるフレーズ

日本語 英語フレーズ カタカナ発音
3時間前から症状があります Symptoms started about 3 hours ago. スィンプタムズ スターティッド アバウト スリー アワーズ アゴー。
熱はありません I don't have a fever. アイ ドント ハヴ ア フィーバー。
腹痛も少しあります I also have some stomach pain. アイ オールソー ハヴ サム スタマック ペイン。
アスピリンアレルギーがあります I'm allergic to aspirinアスピリン. アイム アラージック トゥ アスピリン。

日本から持参すべきOTC薬(薬剤師の推奨)

渡航前に日本で準備しておくと、現地で英語で対応する手間が省けます。以下はいずれも実在する日本のOTC薬です。

乗り物酔い薬

製品名 有効成分 特徴
トラベルミン(武田コンシューマーヘルスケア) ジフェンヒドラミンサリチル酸塩+スコポラミン臭化水素酸塩 速効性。眠気あり
アネロン「ニスキャップ」(エスエス製薬) メクリジン塩酸塩25mg+スコポラミン臭化水素酸塩等 眠気少なめ。長時間フライト向き
センパア トラベル1(佐藤製薬) ジメンヒドリナート50mg 水なしで溶ける錠剤

胃腸薬・制吐薬

製品名 有効成分 特徴
第一三共胃腸薬プラス(第一三共ヘルスケア) 乾燥水酸化アルミニウムゲル・炭酸水素ナトリウム等 胃酸過多・消化不良に
ビオフェルミン配合散(武田コンシューマーヘルスケア) 複合乳酸菌 腸内環境を整え食中毒後のケアに
ストッパ下痢止めEX(ライオン) ロペラミド塩酸塩 下痢を伴う場合に。嘔吐が強い時は使用を控える

持参時の注意点: 個人使用の範囲内(概ね1種類につき1〜2箱)が目安です。米国CBP(税関)は個人使用の範囲で処方箋不要のOTC薬の持ち込みを一般的に認めていますが、英文の薬効説明メモを携帯しておくとスムーズです。液体は機内持ち込み100mL以下のルールに注意してください(預け入れ荷物推奨)。


ハワイの医療事情と日本語対応施設

概要

ハワイ州の医療水準は高く、ホノルル市内には複数の救急病院・クリニックがあります。ただし米国の医療費は非常に高額であるため、出発前に海外旅行保険(医療費補償付き)に加入することが不可欠です。

医療施設の種類

種別 特徴 費用目安
Emergency Room(ER・救急外来) 24時間対応、重症向け 概ね$1,500〜$5,000以上
Urgent Care(ウォークインクリニック) 予約不要、軽〜中等症向け 概ね$150〜$400程度
Primary Care Physician(かかりつけ医) 予約制、軽症向け 概ね$100〜$250程度

主要医療機関

Queen's Medical Center(クイーンズ・メディカルセンター)

  • 住所:1301 Punchbowl St, Honolulu, HI
  • 電話:808-691-7000
  • 特徴:オアフ島最大規模の急性期病院。ER対応可能

Straub Medical Center(ストラウブ・メディカルセンター)

  • 住所:888 S King St, Honolulu, HI
  • 電話:808-522-4000
  • 特徴:ダウンタウンホノルルに位置する総合病院

Doctors on Call(ドクターズ・オン・コール)

  • ワイキキ周辺に複数拠点あり(詳細は公式サイト・ホテルコンシェルジュへ確認を)
  • 特徴:ウォークイン対応、ホテルへの往診サービスあり、日本語通訳対応の場合あり

救急番号・重要電話番号

用途 番号・連絡先
緊急(救急・警察・消防) 911
在ホノルル日本国総領事館 808-543-3111
ハワイ州旅行者情報(観光局) 公式サイトから確認(go hawaii.com)
海外旅行保険会社(加入時の緊急連絡先) 保険証書に記載のキャッシュレス窓口へ

日本語対応について

在ホノルル日本国総領事館は、日本語が通じる医療機関リストを提供しています(渡航前に外務省の海外安全情報ページで確認推奨)。また、一部のホテルコンシェルジュは日本語通訳サービスの手配が可能です。旅行保険のサービスデスクが日本語で24時間対応しているケースも多く、加入保険会社の緊急連絡先を出発前に控えておくことを強くお勧めします。


薬剤師の視点:渡航前に準備すること

1. 薬の一元管理リストを作る

持参する薬(処方薬・OTC薬・サプリメント)の一覧を英語で作成してください。「一般名(英語)・用量・服用回数・服用目的」を1枚の紙またはスマートフォンのメモにまとめておくと、現地の薬剤師・医師への情報共有がスムーズになります。

2. 予防内服のタイミング

乗り物酔い薬は症状が出てからでは効果が弱まります。乗船・搭乗の1〜2時間前の予防内服が効果的です。帰路の機内でも同様に、フライト前に服用しておくと安心です。

3. 水分補給の方法

市販の経口補水液(Pedialyte等)は現地薬局・スーパーで入手可能です。軽度の脱水であれば、水に少量の塩(概ね1Lに小さじ1/4の食塩)と砂糖を加えたものが代用になります。

4. 現地入手のリスク

ハワイは医薬品管理が米国FDA基準に沿っており、大手チェーン薬局(CVS・Walgreens・Longs Drugs)であれば品質の信頼性は高いです。ただし以下の点に注意してください。

  • フリーマーケット・路上販売・非公式のオンライン販売からの購入は避ける
  • 開封済み・外箱が破損している製品は購入しない
  • ロットナンバーや使用期限(Exp.)が記載されているか確認する

5. 飲み合わせに要注意な組み合わせ

  • 抗ヒスタミン薬+アルコール: 眠気が著しく増強され、転倒・判断力低下のリスク
  • Pepto-Bismolペプトビスモル+アスピリン含有薬: サリチル酸の過剰摂取になる可能性
  • Pepto-Bismolペプトビスモル+抗凝固薬(ワルファリン等): 出血リスク増大、使用前に医師相談を
  • 複数の抗ヒスタミン成分を含む風邪薬との重複: 成分が重なり過剰投与になる可能性

帰国後の観察ポイント:輸入感染症を見逃さないために

帰国後2〜3週間は「旅行後症候群」の観察期間です。ハワイ固有の感染症リスクは本土米国と同様ですが、以下の点に注意が必要です。

帰国後に受診すべき症状

症状 疑われる疾患 受診の目安
38℃以上の発熱が3日以上続く 細菌性腸炎・A型肝炎等 帰国後2週間以内に発症した場合は渡航歴を医師へ伝えて内科受診
黄疸(皮膚・白目が黄色い) A型肝炎(生ガキ・汚染された水の摂取で感染) 早急に消化器内科・感染症科へ
血便・粘液便が続く 細菌性赤痢・腸管出血性大腸菌 帰国後1〜2週間以内は可能性あり、内科受診
嘔吐・下痢+筋肉痛・関節痛 ノロウイルス・サルモネラ感染症 脱水が続く場合は点滴加療が必要なため内科受診
皮膚の発疹+発熱 レプトスピラ症(淡水との接触で感染)※ハワイでの感染報告あり 感染症科・内科へ。渡航歴・川遊び・トレッキング歴を伝える

薬剤師メモ: ハワイはレプトスピラ症(Leptospirosis)の報告が米国内では比較的多い地域です。滝壺・川・泥地での水遊びやトレッキング後に、帰国後2〜4週間以内に発熱・頭痛・筋肉痛・黄疸が現れた場合は、渡航歴と活動内容を医師に必ず伝えてください(参考:CDC Leptospirosis情報)。

「もう治った」と思っても受診すべきケース

  • 帰国後に嘔吐が再発した
  • 体重が旅行前より2kg以上減少した
  • 食欲不振が10日以上続いている
  • 尿が濃い黄褐色になった(A型肝炎の初期症状の可能性)

避けるべき成分・注意が必要な薬

ハワイのOTC薬で注意すべきもの

プロメタジン(Promethazine)含有製品 現地の一部薬局でOTCとして流通する場合がありますが、強い鎮静作用があり観光中の使用には適しません。日本人観光客が単独で選択するのは推奨しません。

コーデイン(Codeineコデイン)含有製品 米国でも規制が強化されており、ハワイの薬局ではOTCでは入手困難です。ただし成分表示を必ず確認してください。

カフェイン配合のエネルギー飲料との併用 脱水が原因の吐き気に対してエネルギードリンクで紛らわせようとする旅行者が散見されますが、カフェインは胃粘膜を刺激し、利尿作用で脱水をさらに悪化させます。


予防策まとめ

出発前

  • 海外旅行保険に必ず加入(キャッシュレス対応プランが望ましい)
  • 乗り物酔いの既往がある方は日本で薬を購入・携帯
  • 渡航先の最新安全情報を外務省海外安全情報サイトで確認

フライト中

  • 機内アルコールは控えめに(1杯以下が理想)
  • 1〜2時間ごとに立ち上がって軽い足首運動
  • 100〜150mL程度の水を1時間ごとに摂取

現地滞在中

  • 屋外アクティビティには500mL以上の水を持参
  • 生魚介類は信頼できるレストランで
  • アルコール飲酒後は水を同量以上飲む習慣を
  • 川・滝への入水後は傷口をよく洗い流す

参考文献

  1. Centers for Disease Control and Prevention (CDC) – Travelers' Health: Hawaii https://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/traveler/none/hawaii (ハワイ渡航者向け感染症情報、レプトスピラ症を含む)

  2. World Health Organization (WHO) – Nausea and Vomiting Management https://www.who.int/ (WHO国際旅行医学ガイドライン関連情報)

  3. 外務省 – 海外安全情報:アメリカ合衆国(ハワイ州) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_248.html (在留邦人向け医療・安全情報)

  4. U.S. Food and Drug Administration (FDA) – OTC Drug Facts Label https://www.fda.gov/drugs/drug-information-consumers/otc-drug-facts-labelDramamineドラマミンBonineボニン等のOTC成分・用量に関する米国FDA規制情報)

  5. Hawaii State Department of Health – Leptospirosis https://health.hawaii.gov/docd/disease_listing/leptospirosis/ (ハワイ州保健局によるレプトスピラ症の公式情報)

  6. 日本旅行医学会 – 海外渡航者のための旅行医学ガイド https://www.jstah.umin.jp/ (乗り物酔い・旅行者下痢症の予防・管理に関するガイドライン)

  7. 在ホノルル日本国総領事館 – 医療機関リスト https://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/ (日本語対応可能医療機関・緊急連絡先情報)


まとめ:ハワイで吐き気が起きたときの対処フロー

STEP 1 → 重症度チェックリストで緊急度を確認
STEP 2(レベル3の場合) → 原因を特定(乗り物酔い・食中毒・脱水)
STEP 3 → 原因に合ったOTC薬を選択
 - 乗り物酔い → **Bonineボニン(メクリジン25mg)**が日中向き、**Dramamineドラマミン Original(ジメンヒドリナート50mg)**が夜間向き
 - 食中毒疑いの吐き気 → Pepto-Bismolペプトビスモル + 十分な水分補給
 - 胃酸過多による吐き気 → Tumsタムス(炭酸カルシウム)またはファモチジン製剤
 - 軽度の吐き気全般 → Emetrol(非鎮静性)
STEP 4 → 水分・電解質を補給しながら安静に
STEP 5 → 症状が改善しない・悪化する場合はUrgent CareまたはERへ

旅行中の体調不良は誰にでも起こりえます。適切な薬の選択と早期対応で、ハワイ滞在を最大限に楽しんでください。


免責事項

本記事は薬学的情報の提供を目的としており、医師による診断・治療行為を代替するものではありません。個々の健康状態・既往症・服用中の薬によって適切な対応は異なります。症状が重い場合・改善しない場合は必ず現地の医療機関を受診してください。掲載している薬価・施設情報は執筆時点の目安であり、変動する可能性があります。

監修:薬剤師(博士(薬学))

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