インドネシアで吐き気・嘔吐になったら|現地薬局で買える薬と買い方を薬剤師が解説
インドネシアは東南アジア最大の群島国家であり、バリ島・ジャカルタ・ジョグジャカルタなど多様な観光地を擁します。しかし、熱帯性気候・独特の食文化・水質の問題から、渡航中の吐き気・嘔吐は非常によく経験される症状です。本記事では、原因の解説から重症度の見極め、現地薬局で入手できるOTC薬の具体的情報、インドネシア語での薬局フレーズ、医療機関情報、そして帰国後の注意点まで、薬剤師の視点で網羅的に解説します。
インドネシアで吐き気・嘔吐になる原因
気候・環境要因
インドネシアは赤道直下に位置し、年間を通じて平均気温28〜33℃、湿度80〜90%という高温多湿環境が続きます。日本から渡航した直後は、体温調節機能や消化器系がこの環境に適応しきれず、自律神経の乱れによる吐き気が生じやすくなります。特に乾季(5〜10月)でも日中の体感温度は高く、長時間の屋外観光で知らず知らずのうちに脱水が進みます。脱水そのものが悪心(おしん/吐き気)の直接的な誘因となることは薬学・医学的にも確立しており、1〜2%の体重減少相当の脱水でも消化器症状が現れます。
食文化・水質による消化器刺激
インドネシア料理は唐辛子(Cabai)、ガランガル(高良姜)、ケミリ(クルミ科のナッツ)、ブラカン(発酵エビペースト)を多用するため、胃粘膜への直接刺激が強く、空腹時の摂取は特に胃腸障害を招きやすいです。また、ワルン(屋台)やパダン料理店では食品を長時間常温保存する慣習があり、ブドウ球菌やサルモネラ属菌による食中毒が渡航者に多く発生します。
水質については、インドネシアの水道水は飲料に適さないとされており、市販のミネラルウォーター(Aqua・Le Mineralizeなどのブランドが広く流通)が一般的です。氷(Es)は製造所によって品質が異なり、ジュースや飲料に入れる氷から感染性胃腸炎が生じた事例は疫学的に報告されています。硬度が異なる水で調理された食品を摂取したことによる一時的な消化器不調も、渡航初日〜3日目に集中して発生します。
感染症・乗り物酔い
インドネシアでは、ロタウイルス・ノロウイルス・腸管毒素原性大腸菌(ETEC)などが旅行者下痢症の主要病原体であり、これらによる急性胃腸炎は吐き気・嘔吐・下痢を三徴として発症します。一方、バリ島〜ロンボク島間などのフェリー乗船、山岳地帯への長距離バス移動(スマトラ・スラウェシなど)では、激しい揺れによる乗り物酔いも頻繁に経験されます。
時差について補足すると、バリ島(中部インドネシア標準時:UTC+8)は日本(UTC+9)と1時間差、ジャカルタ(西部インドネシア標準時:UTC+7)は2時間差です。軽度の時差ボケであっても、サーカディアンリズムの乱れが消化管運動を変化させ、吐き気の遠因となることが知られています。
重症度判定チェックリスト
吐き気・嘔吐への対応は、まず重症度を正確に判断することが第一です。以下の3段階を目安に判断してください。
🔴 緊急受診(今すぐ医療機関へ)
以下のいずれか1項目でも該当する場合、OTC薬での対処は行わず、直ちに病院を受診してください。
- 24時間以上嘔吐が続き、水分すら口に保てない
- 血液が混じった嘔吐(吐血)または黒色便・血便がある
- 激しい腹痛・腹部の板状硬直を伴う
- 意識が混濁している、または反応が鈍い
- 体温が39.5℃以上の高熱が同時にある
- 強い頭痛・項部硬直・光過敏を伴う(髄膜炎の疑い)
- 乳幼児・高齢者が6時間以上水分摂取できていない
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)を伴う
🟡 準緊急(半日〜1日以内に受診を検討)
- 嘔吐が6〜12時間継続している
- 下痢を同時に伴い、1日6回以上の排便がある
- 軽度の脱水症状(口腔内乾燥、尿量減少、尿色が濃い)
- 37.5〜39.5℃の発熱を伴う
- 自力での水分補給は可能だが、食事は一切できない状態が半日以上
- 既往症として糖尿病・腎疾患・免疫低下状態がある
🟢 経過観察(OTC薬+自己ケアで対応可能)
- 発症から6時間以内、嘔吐回数が1〜3回程度
- 水分(スポーツドリンクを薄めたもの・経口補水液)を少量ずつ摂取できる
- 発熱なし、または37.5℃未満の微熱のみ
- 腹痛は軽度で、安静にすることで和らぐ
- 乗り物酔いやスパイシーな食事が明らかな誘因として特定できる
現地薬局で買えるOTC薬
インドネシアでは、BPOM(インドネシア国家食品医薬品監督庁)が医薬品の販売を管理しています。薬局は「Apotek(アポテック)」と表記されており、これが正規の認可薬局です。以下に主要なOTC薬を示します。
主要OTC薬一覧
| ブランド名 | 有効成分(一般名) | 1回用量の目安 | 価格目安(ルピア) | 主な入手先 |
|---|---|---|---|---|
| Dramamine(ドラマミン) | ジメンヒドリナート 50mg | 1〜2錠、1日3回まで | Rp 50,000〜80,000/箱 | Apotek全般、空港売店 |
| Antimo(アンティモ) | ジメンヒドリナート 50mg | 1〜2錠、1日3回まで | Rp 45,000〜70,000/箱 | Apotek全般(広域流通) |
| Plasil(プラジル) | メトクロプラミド 10mg | 1錠、1日3回(食前30分) | Rp 35,000〜55,000/箱 | 大都市・観光地のApotek |
| Vometa(ボメタ) | ドンペリドン 10mg | 1錠、1日3回(食前) | Rp 40,000〜65,000/箱 | 大都市のApotek |
| Mylanta液(マイランタ) | 水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム・シメチコン配合 | 1回30mL、1日3〜4回 | Rp 40,000〜60,000/ボトル | Apotek・スーパーマーケット |
| Promag(プロマグ) | 水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム配合 | 規格は製品により異なる | Rp 25,000〜45,000/箱 | Apotek・コンビニ |
| Oralit(オラリット) | 経口補水塩(ORS) | 1包を250mLの水に溶かして随時 | Rp 5,000〜10,000/包 | Apotek・コンビニ・スーパー |
価格について:上記は目安であり、地域・店舗により変動します。観光地(バリ・クタ周辺等)ではローカル価格より割高になる場合があります。
各薬剤の薬学的解説
ジメンヒドリナート系(Dramamine・Antimo)
ジメンヒドリナートは第一世代抗ヒスタミン薬であり、前庭器官から脳への信号を遮断することで乗り物酔いによる嘔気・嘔吐・めまいを抑制します。作用発現まで30〜60分かかるため、乗車・乗船30分前の予防投与が効果的です。眠気・口渇・尿閉などの抗コリン作用による副作用が出ることがあります。運転・機械操作への影響に注意が必要です。インドネシアではこの2製品が最も広く普及しており、地方の小規模Apotekでも入手しやすい点が利点です。
メトクロプラミド(Plasil)
ドーパミンD2受容体拮抗薬として消化管運動を促進し、嘔吐中枢への信号を遮断することで制吐作用を発揮します。食中毒・過食・胃炎などによる吐き気に特に有効です。本来は処方薬に分類される国が多いですが、インドネシアではApotek窓口での購入が可能なケースがあります。長期連用(2週間以上)は遅発性ジスキネジアなどの錐体外路症状リスクがあるため避けてください。短期の対症療法として使用する分には安全性が高い薬剤です。妊娠中・授乳中の使用は薬剤師または医師に相談してください。
ドンペリドン(Vometa)
ドンペリドンもドーパミンD2受容体拮抗薬ですが、血液脳関門を通過しにくいため中枢性の副作用がメトクロプラミドより少ない特徴があります。吐き気・嘔吐の対症療法として使いやすく、特に胃もたれを伴うケースに適します。日本でもナウゼリン(処方薬)として広く使われている成分であり、渡航者にとって馴染みやすい薬剤です。
制酸薬(Mylanta・Promag)
Mylantaは液体タイプで即効性があり、胃酸過多・胸やけ・スパイシーな食事後の不快感に有効です。シメチコン配合により消泡作用も期待できます。Promagは錠剤タイプで携帯性が高く、コンビニでも購入できます。これらは吐き気の根本治療ではありませんが、胃粘膜刺激が誘因の場合には補助的に使用できます。
経口補水塩(Oralit)
脱水管理において最重要の製品です。WHO推奨の電解質・糖質組成に近い配合であり、嘔吐・下痢による脱水を補正します。スポーツドリンクよりも糖質が少なく電解質が適切に配合されており、旅行者下痢症・熱中症による脱水に最適です。インドネシア全土のApotek・コンビニ・スーパーで容易に入手でき、価格も非常に安価です。嘔吐がある場合は5〜10mLずつ頻回に摂取するよう心がけてください。
現地語での症状表現・薬局での買い方フレーズ
インドネシア語(Bahasa Indonesia)は文法が比較的シンプルで、観光地以外でも通じる国語です。以下のフレーズを活用してください。
症状を伝えるフレーズ
| 日本語 | インドネシア語 | 発音の目安 |
|---|---|---|
| 吐き気があります | Saya mual | サヤ ムアル |
| 嘔吐しました | Saya sudah muntah | サヤ スダー ムンタ |
| 乗り物酔いです | Saya mabuk perjalanan | サヤ マブック プルジャラナン |
| 食中毒かもしれません | Mungkin saya keracunan makanan | ムンキン サヤ クラチュナン マカナン |
| お腹が痛いです | Perut saya sakit | プルット サヤ サキット |
| 下痢もあります | Saya juga diare | サヤ ジュガ ディアレ |
| 熱があります | Saya demam | サヤ ドゥマム |
| めまいがします | Saya pusing | サヤ プシン |
薬局で薬を求めるフレーズ
| 日本語 | インドネシア語 | 発音の目安 |
|---|---|---|
| 吐き気の薬をください | Saya mau beli obat mual | サヤ マウ ブリ オバット ムアル |
| 乗り物酔い止めはありますか | Ada obat mabuk perjalanan? | アダ オバット マブック プルジャラナン? |
| 1回何錠飲みますか | Berapa tablet sekali minum? | ブラパ タブレット スカリ ミヌム? |
| 1日何回ですか | Berapa kali sehari? | ブラパ カリ スハリ? |
| 子ども(6歳)に使えますか | Boleh untuk anak usia 6 tahun? | ボレー ウントゥック アナック ウシア エナン タウン? |
| 妊娠中です | Saya sedang hamil | サヤ スダン ハミル |
| 経口補水液はありますか | Ada oralit? | アダ オラリット? |
| これは本物の薬ですか | Ini obat asli? | イニ オバット アスリ? |
英語フレーズ(観光地の大型Apotek・病院向け)
バリ・ジャカルタ・ロンボクなどの観光地や大都市では、英語が通じる薬局スタッフも多くいます。
I feel nauseous and I've been vomiting.(アイ フィール ノーシャス アンド アイヴ ビーン ヴォミティング)Do you have any medicine for motion sickness?(ドゥ ユー ハヴ エニー メディスン フォー モーション シックネス?)I might have food poisoning from street food.(アイ マイト ハヴ フード ポイズニング フロム ストリート フード)I'm also dehydrated. Do you have oral rehydration salts?(アイム オールソー ディハイドレイテッド。ドゥ ユー ハヴ オーラル リハイドレーション ソルツ?)Is this safe during pregnancy?(イズ ディス セーフ デュアリング プレグナンシー?)
現地の医療事情
医療レベルと受診先の選び方
インドネシアの医療水準は都市部と地方で大きく異なります。ジャカルタ・バリ(デンパサール)・スラバヤなどの大都市には国際水準の私立病院があり、24時間救急対応・英語対応スタッフ・クレジットカード決済が可能です。一方、地方都市・島嶼部では設備が限られており、重症時には都市部への搬送が必要になる場合があります。
主要医療機関(バリ・ジャカルタ)
バリ島(デンパサール・クタ周辺)
- BIMC Hospital Kuta(BIMC ホスピタル クタ):クタ地区に立地する国際対応の私立病院。英語・日本語対応のスタッフが在籍することがあり、旅行者の利用が多い。
- Kasih Ibu Hospital(カシ イブ ホスピタル):バリ南部に複数拠点を持つ私立病院。
ジャカルタ
- Pondok Indah Hospital(ポンドック インダー ホスピタル):南ジャカルタに位置する大規模私立病院。国際診療部門を有する。
- Siloam Hospitals(シロアム ホスピタルズ):全国展開の私立病院チェーン。ジャカルタ・バリ・スラバヤ等に拠点あり。
注意:上記病院情報は参考であり、訪問前に公式ウェブサイトまたは日本大使館・領事館の最新情報を必ずご確認ください。医療機関の状況は変わることがあります。
救急・緊急連絡先
| 機関 | 番号 |
|---|---|
| 救急(緊急医療) | 118 または 119 |
| 警察 | 110 |
| 消防 | 113 |
| ジャカルタ在インドネシア日本国大使館(代表) | +62-21-3192-4308 |
| 在バリ日本国総領事館(代表) | +62-361-234-003 |
旅行者保険・キャッシュレス対応
インドネシアの私立病院は医療費が相応に高額になります。旅行者保険(海外旅行保険)の加入と保険会社の緊急連絡先メモの携帯は必須です。多くの国際対応病院では、提携保険会社のキャッシュレス対応(保険会社に直接請求)が可能ですが、事前に保険証券を提示する必要があります。
薬剤師の視点:渡航前準備と現地入手のリスク
渡航前に持参すべきOTC薬
言語の壁・偽造医薬品リスク・品質の不確実性を考慮すると、症状への初期対応薬は日本から持参するのが最も安全です。以下を検討してください。
| 日本のOTC薬 | 有効成分 | 用途 | 入手先 |
|---|---|---|---|
| トラベルミン(各種) | ジフェンヒドラミン・スコポラミン等の配合品(製品により異なる)※成分は製品パッケージで確認 | 乗り物酔いの予防・治療 | ドラッグストア全般 |
| アネロン「ニスキャップ」 | ニフェジピン等配合(成分はパッケージ参照) | 乗り物酔い | マツモトキヨシ等 |
| 市販のドンペリドン配合薬 | ドンペリドン | 食後の吐き気・胃もたれ | 薬局(薬剤師に相談) |
| OS-1 / アクアライト | 経口補水液 | 脱水補正 | ドラッグストア・コンビニ |
| 正露丸糖衣A / 整腸薬 | クレオソート等 / ビフィズス菌等 | 下痢・腸内環境改善 | ドラッグストア全般 |
処方薬について:制吐作用のより強い薬剤(例:プロクロルペラジン、オンダンセトロン等)は日本では処方薬のため、必要と判断した場合は渡航前にかかりつけ医に相談してください。
現地入手の注意点:偽造医薬品への警戒
インドネシア、特にバリ島の観光地では偽造医薬品の流通が問題視されています。BPOMも繰り返し注意喚起を行っています。以下の点を必ず確認してください。
- 購入場所は必ず正規のApotek(認可薬局)に限定する。路上の露店・無許可の小売店からの購入は絶対に避けてください。
- パッケージの確認:印字が鮮明か、製造番号・有効期限(Kadaluarsa)がはっきり記載されているか確認します。
- BPOM登録番号の確認:正規品にはBPOMの登録番号(例:GKL…またはGTL…)がパッケージに記載されています。BPOMの公式アプリ「CekBPOM」でスキャンして確認することができます。
- 疑わしい場合は購入しない:「これ本物ですか(Ini obat asli?)」と薬剤師に確認し、納得できなければ別の薬局に移ってください。
持ち込み薬の注意
日本から処方薬を持参する場合、1ヶ月分を超える場合は「医薬品等の携帯輸入」手続きが必要になる場合があります。また、インドネシアに持ち込む際も、処方箋や英文の診断書・薬剤師証明書を携帯することを推奨します。麻薬・向精神薬に分類される薬剤については、インドネシア保健省への事前申請が必要となる場合があり、外務省・在日インドネシア大使館への事前確認が不可欠です。
帰国後の観察ポイント:輸入感染症を見逃さない
インドネシアから帰国後、2週間以内に以下の症状が出現した場合は、自己判断でOTC薬を使用せず、医療機関を受診してください。その際「インドネシア滞在歴がある」ことを必ず申告してください。
注意すべき症状と疑われる疾患
| 症状の組み合わせ | 疑われる主な疾患 | 受診の目安 |
|---|---|---|
| 発熱+吐き気+関節痛(渡航10〜14日後) | マラリア(P. vivax等) | 48時間以内に内科・感染症科 |
| 高熱+吐き気+皮疹(赤い斑点) | デング熱 | 当日受診 |
| 吐き気+黄疸+疲労感 | A型肝炎・E型肝炎 | 数日以内に消化器内科 |
| 吐き気+下痢+粘血便 | 細菌性赤痢・アメーバ赤痢 | 当日受診 |
| 吐き気+嘔吐+下痢(帰国後72時間以内) | 旅行者下痢症(ETEC等) | 症状が持続すれば受診 |
| 帰国後2週間以上後の発熱・吐き気 | 腸チフス・パラチフス | 感染症科受診 |
受診時に医師へ伝える情報
- インドネシア滞在期間(出発〜帰国日)と訪問した地域(都市名・島名)
- 渡航中に食べたもの(屋台食・生魚・生野菜等)
- 動物との接触(野良犬・サル等)
- 川・海などでの水泳歴
- 渡航前のワクチン接種歴(A型肝炎・腸チフス・破傷風等)
- 現地で服用した薬の名前と用量
輸入感染症の専門診療
帰国後に感染症が疑われる場合は、「輸入感染症外来」または「感染症科」を設置している医療機関が適切です。厚生労働省検疫所のウェブサイト(FORTH)では帰国者向けの医療機関情報が掲載されています。
参考文献
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World Health Organization (WHO). Diarrhoeal disease – Key facts. https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/diarrhoeal-disease
-
Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Travelers' Health – Indonesia. https://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/traveler/none/indonesia
-
外務省. インドネシア(安全情報・感染症危険情報). https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_096.html
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厚生労働省検疫所 FORTH. インドネシアの感染症・医療情報. https://www.forth.go.jp/destination/asia/indonesia.html
-
Badan Pengawas Obat dan Makanan (BPOM) – Republik Indonesia. Cek Produk BPOM(医薬品照会サービス). https://cekbpom.pom.go.id/
-
DuPont HL. Acute infectious diarrhea in immunocompetent adults. N Engl J Med. 2014;370(16):1532–1540. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMra1301069
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在インドネシア日本国大使館. 感染症・医療情報(定期更新). https://www.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/safety.html
よくある質問(FAQ)
Q. バリ島の薬局ではどの制吐薬が一番入手しやすいですか?
A. ジメンヒドリナート配合のAntimo(アンティモ)またはDramamine(ドラマミン)が最も広く普及しており、クタ・ウブドのApotek(認可薬局)ではほぼ確実に入手できます。経口補水塩のOralitも全土で容易に購入可能です。
Q. コンビニで吐き気止めは買えますか?
A. インドネシアのコンビニ(Indomaret・Alfamartなど)では制酸薬(Promagなど)や経口補水塩は入手できることがありますが、制吐薬(ジメンヒドリナート・メトクロプラミド等)は基本的にApotek(薬局)でのみ販売されています。確実な購入にはApotekをご利用ください。
Q. 子どもに現地の吐き気止めを飲ませても安全ですか?
A. 年齢・体重による用量調整が必要であり、現地のパッケージ記載内容や薬剤師の指示を必ず確認してください。2歳未満の乳幼児への抗ヒスタミン薬の自己判断での使用は推奨されません。小児用量が明記された日本の製品を渡航前に持参することを強く推奨します。
Q. 妊娠中の吐き気に現地の薬は使えますか?
A. 妊娠中の薬剤使用は胎児への影響を慎重に考慮する必要があります。現地OTC薬の添付文書は日本語ではないため、使用前に必ず現地の医師または産婦人科医に相談してください。軽度の吐き気には、まず水分補給・少量の食事分割摂取・生姜入り飲料などの非薬物的対処を優先してください。
免責事項
本記事は薬剤師(博士(薬学))による医薬品情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療行為を行うものではありません。症状の診断および治療方針の決定は医師の専権事項です。本記事に記載した薬剤の用量・効果・副作用等は一般的情報であり、個々の健康状態・併用薬・アレルギー等により適切な対応は異なります。渡航中の体調不良は自己判断のみで対処せず、症状が重篤または持続する場合は速やかに現地医療機関を受診してください。現地医薬品の価格・入手可能性・規制は予告なく変更されることがあります。渡航前には必ず最新情報をご確認ください。
監修:薬剤師(博士(薬学))