ベトナムで吐き気・嘔吐になったら|現地で買える薬と買い方を薬剤師が解説
ベトナムは東南アジア有数の観光・ビジネス渡航先ですが、滞在中に「なんとなく気持ち悪い」「食後に急に吐き気が来た」という経験をした日本人旅行者は決して少なくありません。本記事では、薬剤師(博士(薬学))の立場から、現地で実際に入手できる医薬品の情報、薬局での会話フレーズ、重症度の見極め方、そして渡航前に日本で準備しておくべき事項まで、7,000字超の網羅的なガイドとしてまとめました。
ベトナムで吐き気・嘔吐になる原因の解説
気候と食文化が生み出す消化器リスク
ベトナムは南北に長い国土を持ち、南部ホーチミン市は年間を通じて高温多湿(平均気温28〜35℃)、北部ハノイは冬季に20℃を下回ることもあります。高温多湿の環境は細菌の繁殖を著しく促進するため、食品が常温で放置されると短時間で黄色ブドウ球菌、サルモネラ、カンピロバクターが増殖します。露店屋台(Quán ăn vỉa hè)はベトナム食文化の核心であり、観光客が好んで利用しますが、食材の保存管理や調理器具の洗浄が十分でない場合、食中毒リスクが高まります。特に**生野菜・生ハーブを大量に使うフォー(Phở)やブンボー(Bún bò Huế)**は、野菜の洗浄水が不衛生な場合に問題となります。
水質問題と氷の注意点
ベトナムの水道水は飲料用として適しておらず、直接飲用すると大腸菌・ノロウイルス等による消化器感染症を起こす可能性があります。注意が必要なのは水だけでなく、**レストランで提供される「氷(đá)」**です。高級ホテルや認証済みの製氷業者の氷は安全性が高いとされますが、一般食堂や屋台で使われる氷は水道水から作られている場合があり、嘔吐・下痢の原因になることがあります。ペットボトル入りの飲料水(ミネラルウォーター)を選ぶことが基本の対策です。
乗り物酔い:ハノイ・ホーチミンの交通事情
ベトナムの都市部はバイクと自動車が入り乱れる慢性的渋滞で知られます。特にホーチミン市は起伏が少ない一方で交通密度が高く、長時間の揺れや急発進・急ブレーキが続く環境が内耳の前庭感覚と視覚のミスマッチを生み、乗り物酔い(motion sickness)を引き起こします。ハノイからホーチミンへの長距離寝台バス(Xe khách giường nằm)は12〜30時間を要するものもあり、車酔いに弱い方には特に過酷です。またハロン湾などの観光地への船旅でも船酔いが問題になります。
時差と腸内フローラの変化
日本とベトナムの時差は2時間(日本が2時間進んでいる)と比較的小さいですが、渡航初日から3日目にかけて、腸内細菌叢(フローラ)が現地の食事や環境菌に接触して変化し、消化器症状が出ることがあります。これはいわゆる「トラベラーズダイアリー」の一形態であり、吐き気・軽度の嘔吐を伴うことがあります。
感染症流行の背景
ベトナムではノロウイルス・ロタウイルスによるウイルス性胃腸炎が年間を通じて散発します。また、腸チフス(Thương hàn、Typhoid fever)はベトナムを含む東南アジアで日本人旅行者に報告されており、吐き気・嘔吐が初期症状となることがあります。渡航前のワクチン接種(腸チフスワクチン、A型肝炎ワクチン)は予防の観点から推奨されています。
重症度判定チェックリスト
吐き気・嘔吐を自己評価し、対応方針を決めるための3段階チェックリストです。
🚨 レベル1:緊急受診(すぐに病院へ)
以下のいずれか1つでも当てはまる場合、市販薬での対処を試みず、直ちに医療機関を受診してください。
- 嘔吐物にコーヒー色・赤色の血液が混じっている(消化管出血の可能性)
- 強い腹痛(特に右下腹部)を伴う(虫垂炎・腸閉塞の疑い)
- 意識がもうろうとする・ぐったりしている
- 体温38.5℃以上の発熱+嘔吐が同時にある
- 24時間以上嘔吐が止まらず、水分も摂れない
- 乳幼児・高齢者で嘔吐が続いている
- 糖尿病・腎疾患・心疾患などの基礎疾患がある方で嘔吐が出現した
⚠️ レベル2:準緊急(当日〜翌日中に受診を検討)
- 嘔吐が6〜12時間以上続き、ゆっくりとした水分補給でも改善しない
- 尿量が著しく減少し、口の乾きが強い(脱水のサイン)
- 下痢(水様便)を伴い、24時間で5回以上排泄がある
- 頭痛・めまいを伴う
- 海外の生水・生食で発症し、症状が軽快しない
✅ レベル3:経過観察(セルフケア可)
- 吐き気のみ、または嘔吐が1〜2回で止まっている
- 水分補給(経口補水液・スポーツドリンク)が可能
- 食欲低下はあるが、発熱なし
- 乗り物酔いや時差ぼけによる軽度の不快感
- 症状が徐々に改善傾向にある
現地薬局で買えるOTC薬一覧
ベトナムの薬局(Nhà Thuốc)では、日本では処方箋が必要な薬も販売されている場合がありますが、品質管理された薬局チェーンの利用を強く推奨します。以下は現地で入手可能な代表的な医薬品です。
| ブランド名 | 有効成分(一般名) | 規格・用量目安 | 価格目安(VND) | 主な適応 | 入手しやすい場所 |
|---|---|---|---|---|---|
| Dramamine | ジメンヒドリナート(Dimenhydrinate) | 50mg/錠、1回1〜2錠 6時間ごと | 30,000〜60,000/箱 | 乗り物酔い・嘔吐 | 大型薬局チェーン |
| Primpéran | メトクロプラミド(Metoclopramide) | 10mg/錠、1回1錠 8時間ごと | 20,000〜50,000/箱 | 食中毒・嘔吐全般 | 多くの薬局 |
| Zofran(またはジェネリック) | オンダンセトロン(Ondansetron) | 4mg/錠、1回1錠 8時間ごと | 50,000〜150,000/箱 | 強い嘔吐・難治性嘔吐 | 大型薬局 |
| Carbo Activatus | 活性炭(Activated Charcoal) | 250mg/錠、1回2〜4錠 | 15,000〜30,000/箱 | 食中毒・軽症補助 | ほぼ全薬局 |
| Oresol(経口補水塩) | 塩化ナトリウム・ブドウ糖等配合 | 1包を200〜250mLの水に溶かす | 5,000〜15,000/包 | 脱水補正 | コンビニ・薬局 |
| Bacillus clausii含有製剤(例: Enterogermina等) | プロバイオティクス(Bacillus clausii) | 製品の指示に従う | 40,000〜80,000/箱 | 腸内環境改善・補助 | 大型薬局 |
各薬剤の薬学的解説
ジメンヒドリナート(Dramamine) 第一世代抗ヒスタミン薬であり、内耳前庭系への作用を介して乗り物酔いに伴う嘔吐中枢を抑制します。乗車・乗船の30分前に服用することで予防効果が高まります。眠気の副作用が出やすいため、運転者や機械操作を行う方は使用を避けてください。アルコールとの併用で鎮静作用が増強されます。
メトクロプラミド(Primpéran) ドパミンD2受容体拮抗薬で、消化管運動を促進しながら延髄の嘔吐中枢を抑制します。食中毒による嘔吐への効果は高いですが、長期・過剰使用でアカシジア(静座不能症)などの錐体外路症状が出ることがあります。ベトナムでは処方箋なしで購入可能ですが、連続使用は5日間以内にとどめ、症状が改善しない場合は医師に相談することを勧めます。妊娠中の使用は医師に相談が必要です。
オンダンセトロン(Zofran・ジェネリック) セロトニン5-HT3受容体拮抗薬で、元来は化学療法・手術後の嘔吐予防に開発された医療用医薬品です。ベトナムでは薬局によってはOTCに準じた形で販売される場合がありますが、QT延長リスクがあるため、心疾患のある方・他薬との相互作用が懸念される方は薬剤師または医師に相談してから使用してください。強い嘔吐が止まらず他剤が無効な場合の選択肢です。
活性炭(Carbo Activatus) 胃腸内の毒素・細菌産生毒素を物理的に吸着する働きがあります。食中毒の軽症例に補助的に使用できます。ただし他の薬(整腸薬・抗菌薬など)の吸収も阻害するため、他薬との服用間隔を2時間以上空けることが重要です。
経口補水塩(Oresol) 嘔吐・下痢による脱水補正の基本です。水分+電解質(ナトリウム・カリウム)の補給により、脱水の悪化を防ぎます。市販のスポーツドリンクは電解質濃度が低く代替にはなりにくいため、Oresolを優先してください。コンビニエンスストア(Circle K、7-Eleven、GS25など)でも入手可能です。
現地語での症状表現・薬局での買い方フレーズ
ベトナム語は声調言語であり、発音のカタカナ表記はあくまで目安です。可能であればスマートフォンの翻訳アプリ(Google翻訳のオフラインダウンロードを事前に行うことを推奨)の画面を店員に見せる方が確実です。
症状を伝える
| 日本語 | ベトナム語 | 発音(カタカナ目安) |
|---|---|---|
| 吐き気があります | Tôi bị buồn nôn. | トイ ビ ブオン ノン |
| 嘔吐しています | Tôi bị nôn. | トイ ビ ノン |
| 食中毒かもしれません | Tôi có thể bị ngộ độc thực phẩm. | トイ コー テー ビ ンゴ ドック トゥック ファム |
| 乗り物酔いです | Tôi bị say xe. | トイ ビ サイ セー |
| めまいがします | Tôi bị chóng mặt. | トイ ビ チョン マット |
| 下痢もあります | Tôi cũng bị tiêu chảy. | トイ クン ビ ティウ チャイ |
| 発熱があります | Tôi bị sốt. | トイ ビ ソット |
薬局でのリクエスト
| 日本語 | ベトナム語 | 発音(カタカナ目安) |
|---|---|---|
| 吐き気の薬をください | Cho tôi thuốc chống buồn nôn. | チョー トイ トゥオック チョン ブオン ノン |
| 乗り物酔いの薬をください | Cho tôi thuốc chống say xe. | チョー トイ トゥオック チョン サイ セー |
| 経口補水塩はありますか | Có Oresol không? | コー オレゾル コン |
| 処方箋なしで買えますか | Tôi có thể mua không cần đơn thuốc không? | トイ コー テー ムア コン カン ドン トゥオック コン |
| 1日何回飲みますか | Uống mấy lần một ngày? | ウォン マイ ラン モット ンガイ |
| 食後に飲みますか | Uống sau bữa ăn không? | ウォン サウ ブア アン コン |
英語フレーズ(ホーチミン・ハノイでは通じやすい)
I have nausea and vomiting.(アイ ハヴ ノーシア アンド ヴォミティング)I think it's food poisoning.(アイ シンク イッツ フード ポイズニング)Do you have any medicine for motion sickness?(ドゥ ユー ハヴ エニー メディスン フォー モーション シックネス?)Can I buy this without a prescription?(キャン アイ バイ ディス ウィズアウト ア プリスクリプション?)Is this safe during pregnancy?(イズ ディス セーフ デュアリング プレグナンシー?)
ベトナムの医療事情
公的病院と私立病院の違い
ベトナムの公的病院(Bệnh viện công)は費用が安い一方、混雑が激しく、英語対応が限られることが多いです。外国人旅行者には私立病院・国際病院が現実的な選択肢となります。
主要都市の医療機関(参考)
ホーチミン市
- FV Hospital(Franco-Vietnamese Hospital):フランス語・英語対応、24時間救急対応
- Vinmec International Hospital ホーチミン院:英語対応、国際基準の設備
ハノイ
- Vinmec International Hospital ハノイ院:24時間救急、英語・日本語対応スタッフ在籍
- Hanoi French Hospital(Bệnh viện Pháp Việt):英語・フランス語対応
日本語対応について ハノイ・ホーチミン市の一部の国際病院では日本語通訳が手配できる場合があります。渡航前に旅行保険のサービスデスクに連絡すると、日本語対応医療機関の紹介や電話通訳サービスを受けられる場合があります。
救急番号
| 種別 | 番号 |
|---|---|
| 救急(救急車) | 115 |
| 警察 | 113 |
| 消防 | 114 |
| 日本大使館(ハノイ) | +84-24-3846-3000 |
| 日本総領事館(ホーチミン市) | +84-28-3933-3510 |
薬局チェーンと信頼性
ベトナムでは薬局の品質にばらつきがあります。以下のような認可を受けた薬局チェーンを利用することを強く推奨します。ただし経営状況や店舗展開は変動するため、渡航前に最新情報を確認してください。
- An Khang(アン・カン)薬局チェーン:ベトナム最大級の薬局チェーンの一つ。主要都市に多数展開。
- Pharmacity(ファーマシティ):ホーチミン市を中心に展開する大手薬局チェーン。英語対応スタッフが在籍する店舗もあり。
- Long Châu(ロン・チャウ)薬局チェーン:全国展開。品質管理が比較的しっかりしているとされる。
**路上の露店・無認可の薬販売者からは絶対に薬を購入しないでください。**偽造品・品質不明品のリスクがあります。購入時は必ずパッケージの封が開いていないことを確認し、ベトナム薬事局(Cục Quản lý Dược)の承認表示があるかを確認することが望まれます。
薬剤師の視点:渡航前準備と持参推奨OTC
渡航前に日本で準備すべき薬
現地調達にはリスク(偽造品・品質ばらつき)が伴います。使い慣れた日本製品を持参することを強く推奨します。
| 日本製品名 | 有効成分 | 規格 | 購入場所 |
|---|---|---|---|
| トラベルミン(第一三共ヘルスケア) | ジメンヒドリナート・スコポラミン臭化水素酸塩配合 | 製品表示参照 | ドラッグストア(要薬剤師) |
| 新ビオフェルミンS(武田コンシューマーヘルスケア) | ビフィズス菌・フェーカリス菌・アシドフィルス菌 | 製品表示参照 | ドラッグストア(第3類) |
| 経口補水液OS-1ゼリー等 | 経口補水塩配合 | 製品表示参照 | ドラッグストア・薬局 |
| ビオスリー配合錠等 | 酪酸菌・糖化菌・乳酸菌配合 | 製品表示参照 | ドラッグストア(第3類) |
メトクロプラミドについて: 日本国内では医療用医薬品(処方箋必須)であり、OTCとして持参することはできません。ベトナムで必要な場合は現地薬局で薬剤師に相談して購入してください。
持参時の注意点
- 液体薬・ゼリー剤は機内持込規制(100mL以下)に注意してください
- 薬は必ず元のパッケージのまま携行し、添付文書も持参することを推奨します
- 大量携行は税関で問題になる場合があります。個人使用の範囲(概ね1〜2ヶ月分以内)にとどめてください
旅行保険の加入を強く推奨
ベトナムの国際病院は診療費が比較的高額になる場合があります。海外旅行保険(医療費補償付き)への加入を出発前に必ず行ってください。保険会社のキャッシュレス対応医療機関リストを事前に確認しておくと、現地での対応がスムーズです。
現地入手のリスクについて
ベトナムでは市販薬の流通管理が日本ほど厳格ではない場合があります。具体的には以下のリスクがあります。
- 偽造品・品質不明品の流通:特にDranamineのようにグローバルブランドを模した偽造品が報告されています
- 保管環境:高温多湿環境での不適切な保管により有効成分が分解している可能性
- 過剰な医療用医薬品の販売:処方箋なしで強力な医薬品を販売する薬局では、使用上の注意説明が不十分なことがある
避けるべき成分・注意すべき状況
注意が必要な成分
スコポラミン(Scopolamine) 乗り物酔いへの効果はありますが、抗コリン作用が強く、口の渇き・眼圧上昇・尿閉・高齢者での認知機能影響などの副作用が出やすい成分です。緑内障・前立腺肥大のある方は使用を避けてください。ベトナムの薬局で処方箋なしに提供される場合があるため、購入前に成分を確認してください。
ドンペリドン(Domperidone)高用量 ドパミン受容体拮抗薬の一種で、制吐効果がありますが、高用量・長期使用でQT延長リスクが報告されています。EU医薬品庁(EMA)は低用量・短期使用(最大7日間)を推奨しており、心疾患のある方への使用は特に注意が必要です。
特に注意が必要な方
- 妊娠中・授乳中の方:制吐薬のほとんどは妊娠・授乳中の安全性データが限られています。現地での自己判断による服薬は避け、医師に相談してください
- 小児(12歳未満):成人用量の使用は過量投与リスクがあります。小児科医の指示に従ってください
- 腎機能低下・肝機能低下のある方:多くの薬剤は肝・腎代謝に依存するため、通常用量でも血中濃度が過剰になるリスクがあります
- CYP阻害薬・QT延長薬を服用中の方:オンダンセトロンを含む一部の制吐薬は薬物相互作用のリスクがあります。常用薬リストを薬剤師に確認させてください
帰国後の観察ポイント:輸入感染症の見分け方
吐き気・嘔吐がベトナム滞在中に発症し、帰国後も続く場合、または帰国後に新たに発症した場合は輸入感染症の可能性があります。
帰国後に注意すべき症状と疾患
| 症状 | 疑われる疾患 | 受診科 |
|---|---|---|
| 帰国後2〜3週間以内に発熱+嘔吐 | 腸チフス・パラチフス・マラリア | 感染症内科・総合内科 |
| 黄疸(皮膚・眼球の黄染)+嘔吐 | A型肝炎・E型肝炎 | 消化器内科・感染症内科 |
| 持続する下痢+嘔吐(2週間以上) | 腸アメーバ症・ジアルジア症 | 感染症内科・寄生虫外来 |
| 帰国後1〜3週間で高熱(弛張熱)+頭痛 | マラリア(稀だがベトナムでも流行地あり) | 感染症内科(緊急) |
| 皮膚発疹+発熱+嘔吐 | デング熱・チクングニア熱 | 感染症内科 |
帰国後に受診する際に伝えるべき情報
- 渡航先と渡航期間(「ベトナム・ホーチミン市、◯月◯日〜◯月◯日」など)
- 発症のタイミング(渡航中か帰国後か、帰国何日後か)
- 食事の内容(生食・屋台食の有無)
- 同行者の有無と症状共有の有無
- 渡航前ワクチン接種歴
- 現地での薬の使用状況
「海外渡航歴がある」ことを必ず医師に伝えることが、輸入感染症の早期診断に直結します。
帰国後に受診すべき症状まとめ
帰国後2週間以内に以下の症状が出た場合は、早めに医療機関(感染症内科・旅行者医療外来)を受診してください。
- 38℃以上の発熱が続く
- 嘔吐・下痢が持続する(特に水様性・血便を伴う場合)
- 皮膚や眼球の黄染(黄疸)
- 強い倦怠感と食欲不振
- 皮膚の発疹(特に体幹部に広がるもの)
受診の際は「ベトナムへの渡航歴あり」を必ず伝えましょう。
参考文献
-
World Health Organization (WHO). "Diarrhoeal disease." https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/diarrhoeal-disease
-
Centers for Disease Control and Prevention (CDC). "Vietnam – Traveler's Health." https://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/traveler/none/vietnam
-
外務省. "ベトナム社会主義共和国 感染症・衛生情報." https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_006.html
-
厚生労働省検疫所 FORTH. "ベトナム." https://www.forth.go.jp/destination/southeastasia/vietnam.html
-
European Medicines Agency (EMA). "Domperidone-containing medicines." https://www.ema.europa.eu/en/medicines/human/referrals/domperidone-containing-medicines
-
国立感染症研究所. "腸チフス・パラチフス." https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/517-typhoid.html
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Cục Quản lý Dược(ベトナム薬事局)公式サイト. https://www.dav.gov.vn/
免責事項
本記事は薬剤師(博士(薬学))が一般的な薬学情報の提供を目的として執筆したものです。個別の診断・治療方針の決定は医師の権限に属し、本記事の内容はその代替となるものではありません。症状の程度・個人の体質・基礎疾患・併用薬によって、適切な対処法は異なります。本記事に記載した薬剤情報は、执筆時点での情報をもとにしていますが、現地の薬局での在庫状況・販売規制・価格は変動することがあります。渡航前および現地での薬の使用については、必ず資格を持つ医師または薬剤師にご相談ください。また、本記事のリンク先(外部サイト)の内容については、著者は責任を負いません。
監修:薬剤師(博士(薬学))