スウェーデンで胃もたれ・胸焼けになったら|現地で買える薬と買い方を薬剤師が解説
スウェーデンを訪れた際、慣れない食事・時差・旅行疲れが重なって胃もたれや胸焼けを起こす旅行者は少なくありません。本記事では薬剤師の視点から、現地での症状への対処法・OTC薬の選び方・医療機関へのアクセスまでを体系的に解説します。
スウェーデンで胃もたれ・胸焼けになる原因
食文化・食事環境による影響
スウェーデン料理は脂肪分・乳製品・塩分が豊富な北欧スタイルが主体です。代表料理であるミートボール(Köttbullar)はバターとクリームソースで仕上げられ、一食あたりの脂肪摂取量が日本食の平均を大きく上回ります。サーモンのグリルやクリームソースがけ、ヤンソンの誘惑(Janssons frestelse:アンチョビとポテトのオーブン料理)など、胃酸分泌を促しやすい動物性脂肪の重なりが特徴的です。
また、スウェーデンではフィカ(fika)と呼ばれるコーヒーブレークの文化が根強く、1日に複数回のコーヒーとシナモンロール(kanelbullar)を摂取する習慣があります。コーヒーは胃酸分泌を促進する代表的な飲料であり、シナモンロールの糖分・バター成分との組み合わせは下部食道括約筋の弛緩を招きやすく、逆流性食道炎症状を悪化させる可能性があります。
時差・体内リズムの乱れ
日本からスウェーデンへの渡航では、夏時間期間(3月末〜10月末)で約7時間、冬時間期間で約8時間の時差が生じます。体内時計の乱れは自律神経に影響し、胃酸分泌リズムが夜間に偏るため、就寝後に逆流症状が出やすくなります。特に長距離フライト直後の48〜72時間は胃腸の不調が起きやすいタイミングです。
水質・飲料摂取の変化
スウェーデンの水道水は軟水〜中硬水(地域によって硬度が異なり、ストックホルムでは概ね40〜60 mg/L程度)で、日本の軟水と比べると硬度がやや高い場合があります。ミネラル組成の変化が腸内細菌叢に影響し、消化機能が一時的に乱れることがあります。また、スウェーデンは高緯度に位置し、夏場は白夜で活動量が増えるため水分摂取が増加、過剰な冷水摂取が胃腸を刺激することもあります。
アルコール摂取
スウェーデンではビール・ワインのほか、伝統的な蒸留酒アクアビット(Aquavit)が食事と共に提供されることがあります。アルコールは下部食道括約筋を弛緩させ、胃酸の食道への逆流を促進します。現地の食事スタイルに合わせてアルコール摂取量が増えると、胃粘膜への刺激が重なります。
旅行ストレスと生活リズムの変化
観光地を歩き回ることによる身体疲労、宿泊環境の変化、食事時間の不規則化なども胃腸機能に影響します。これらの複合要因が胃酸の過剰分泌や消化不良を引き起こしやすい状況を生み出しています。
重症度判定チェックリスト
症状の重さに応じた対応を判断するための目安です。あくまでも参考情報であり、診断は医師が行います。
🔴 緊急受診(すぐに救急または112へ)
以下のいずれかに該当する場合は、OTC薬での自己対処を試みず、直ちに医療機関を受診してください。
- 吐血がある(明るい赤色、またはコーヒーかす様の嘔吐物)
- タール状の黒色便が出た
- 左胸・左腕・背中への放散痛を伴う胸痛がある
- 腹部が板のように硬く、強い腹痛がある
- 意識がぼんやりする・冷や汗が止まらない
- 固形物も液体も飲み込めない(嚥下困難)
🟡 準緊急(24〜48時間以内に医師へ相談)
- OTC薬を2〜3日服用しても症状が改善しない
- 38℃以上の発熱が胃腸症状と同時に続いている
- 食欲が全くなく、2日以上水分がほぼ摂れていない
- 腹部に硬いしこりのような感触がある
- 症状が2週間以上続いている
🟢 経過観察(OTC薬で対応可能)
- 食後の軽〜中程度の胸焼け・胃もたれ
- げっぷが多い、みぞおちの不快感
- 起床時や夜間に感じる軽度の酸っぱい感覚
- 上記の危険サインを一切伴わない
現地薬局で買えるOTC薬
スウェーデンには Apotek Hjärtat(アポテック ヒェルタット)、Apoteket AB(国営系・アポテーケット)、Lloyds Apotek(英国系チェーン)などの薬局チェーンが広く展開しています。これらの薬局はショッピングモール内や駅構内にも多く、旅行者でも利用しやすい環境です。処方箋不要のOTC薬は店頭に並んでいることもありますが、カウンター越しに薬剤師(farmaceut)に相談して購入するスタイルが一般的です。
OTC薬一覧(表形式)
| ブランド名 | 主成分(一般名) | 用量目安 | 作用機序 | 価格目安(SEK) | 入手できる薬局 |
|---|---|---|---|---|---|
| Losec(ロセック) | オメプラゾール | 20mg、1日1回(朝食前) | プロトンポンプ阻害(PPI) | 概ね150〜250 SEK(14〜28錠) | Apotek Hjärtat、Apoteket AB、Lloyds Apotek |
| Pepcid / Famotidin(ペプシド / ファモチジン) | ファモチジン | 10〜20mg、1日1〜2回 | H2受容体拮抗薬 | 概ね100〜200 SEK(20〜30錠) | Apotek Hjärtat、Apoteket AB |
| Gaviscon(ガビスコン) | アルギン酸ナトリウム+炭酸水素ナトリウム+炭酸カルシウム | 食後・就寝前、1回2錠または液剤10〜20mL | 胃内浮遊ラフト形成(物理的逆流防止) | 概ね80〜150 SEK | Apotek各チェーン、一部スーパー |
| Rennie(レニー) | 炭酸カルシウム+炭酸マグネシウム | 1回1〜2錠、必要時 | 制酸(酸中和) | 概ね50〜100 SEK(24〜48錠) | Apotek各チェーン、一部スーパー |
| Novaluzid(ノバルジッド) | 水酸化アルミニウムゲル+水酸化マグネシウム | 規格は製品により異なる、食後服用 | 制酸(酸中和) | 概ね60〜120 SEK | Apotek各チェーン |
| Pantoloc Control(パントロック コントロール) | パントプラゾール | 20mg、1日1回(朝食前) | プロトンポンプ阻害(PPI) | 概ね150〜280 SEK(14錠) | Apotek Hjärtat、Apoteket AB |
薬剤師コメント:症状が強く即効性を求める場合はGavisconやRennieなど制酸剤タイプから始め、症状が続くようであればファモチジン(H2ブロッカー)やオメプラゾール・パントプラゾール(PPI)への切り替えを薬剤師に相談してください。PPIは効果発現に2〜3日かかるため、旅行中の一時的な症状には必ずしも最適とは限りません。価格はすべて目安であり、薬局・時期・容量により変動します。
現地語での症状表現・薬局での買い方フレーズ
スウェーデンでは英語が非常に広く通用し、薬局スタッフのほぼ全員が英語での対応が可能です。ただし、現地語フレーズを知っておくと安心感が増します。
症状を伝える表現
| 日本語 | スウェーデン語 | 読み方(カタカナ目安) |
|---|---|---|
| 胸焼けがあります | Jag har halsbränna. | ヤー ハル ハルスブレンナ |
| 胃もたれがあります | Jag har tung känsla i magen. | ヤー ハル トゥング シェンスラ イ マーゲン |
| 胃酸が逆流する感じがします | Jag har sura uppstötningar. | ヤー ハル スーラ ウップストゥートニンガル |
| みぞおちが痛いです | Jag har ont i magen. | ヤー ハル オント イ マーゲン |
| 吐き気があります | Jag mår illa. | ヤー モール イッラ |
| 食後に不快感があります | Jag mår dåligt efter maten. | ヤー モール ドーリット エフテル マーテン |
薬局での購入フレーズ(英語)
| 英語フレーズ | カタカナ発音 | 用途 |
|---|---|---|
| I have heartburn and acid reflux.(アイ ハヴ ハートバーン アンド アシッド リフラックス) | — | 症状を伝える |
| Do you have anything for heartburn?(ドゥ ユー ハヴ エニシング フォー ハートバーン?) | — | 薬を求める |
| Is this available without a prescription?(イズ ディス アヴェイラブル ウィズアウト ア プリスクリプション?) | — | 処方箋不要か確認 |
| Can I take this with other medicines?(キャン アイ テイク ディス ウィズ アザー メディスンズ?) | — | 相互作用の確認 |
| What are the side effects?(ワット アー ザ サイド イフェクツ?) | — | 副作用を確認 |
| Is this safe during pregnancy?(イズ ディス セーフ デューリング プレグナンシー?) | — | 妊娠中の安全性確認 |
スウェーデン語での薬局フレーズ
| 日本語 | スウェーデン語 | 読み方(カタカナ目安) |
|---|---|---|
| 胃酸・胸焼けの薬はありますか? | Har ni något mot halsbränna? | ハル ニー ノーゴット モート ハルスブレンナ? |
| これは処方箋なしで買えますか? | Är detta receptfritt? | エール デッタ レセプトフリット? |
| 妊娠中でも飲めますか? | Kan jag ta detta under graviditet? | カン ヤー タ デッタ ウンデル グラヴィディテート? |
| 1日何回飲みますか? | Hur många gånger per dag tar jag detta? | フール モンガ ゴンゲル ペル ダーグ ター ヤー デッタ? |
スウェーデンの医療事情
医療制度の概要
スウェーデンは国民皆保険制度(Landsting)に基づく公的医療が充実しています。旅行者がこの公的保険の恩恵を直接受けることは原則できませんが、緊急時には医療を受けることができます。日本の海外旅行保険に加入していれば、受診費用をカバーできるケースが多いため、渡航前に保険証券とキャッシュレス対応の有無を確認しておくことを強くおすすめします。
EU市民はEHIC(欧州健康保険カード)により公的医療が利用できますが、日本人旅行者はこの適用外です。
受診窓口の種類
| 施設種別 | 特徴 | 利用場面 |
|---|---|---|
| 救急病院(Akutmottagning) | 24時間対応・重症救急 | 吐血・激痛・意識障害等の緊急時 |
| 一般クリニック(Vårdcentral) | 予約制・軽〜中等症 | 胃痛・発熱等で翌日以降の受診 |
| 民間診療所(Privat klinik) | 即日対応・割高 | 保険対応・英語対応が充実の場合も |
| 薬局相談(Apotek) | 無料相談 | OTC薬の選択・軽症の症状相談 |
緊急連絡先
- 救急車・救急全般(スウェーデン):112
- 医療相談ホットライン(スウェーデン):1177(英語対応も一定程度あり)
- 在スウェーデン日本大使館(ストックホルム):+46-8-5793-5300
日本語対応について
スウェーデンには日本語対応が可能な医療機関の情報が限られており、渡航前に在スウェーデン日本大使館のホームページで最新情報を確認することを推奨します。多くの医療機関で英語対応は可能ですが、日本語通訳サービスを持つ施設は限定的です。旅行保険の24時間日本語サポートデスクを活用することが現実的な選択肢です。
薬局チェーンの営業時間目安
- Apotek Hjärtat:多くの店舗でショッピングモール内に立地し、週7日営業(概ね10:00〜20:00。店舗により異なる)
- Apoteket AB:駅構内や空港にも展開、一部24時間対応店舗あり
- Lloyds Apotek:市街地に展開、英語対応が比較的スムーズ
避けるべき成分・注意が必要な薬
アスピリン含有製剤
スウェーデンでは解熱・鎮痛目的でアスピリン(acetylsalicylsyra)含有製品が広く市販されています。胃もたれ・胸焼けがある場合、アスピリンは胃粘膜プロスタグランジンの合成を阻害し、粘膜防御能を低下させるため絶対に避けてください。既存の胃酸症状を急激に悪化させるリスクがあります。
NSAIDs(イブプロフェン・ナプロキセン等)
イブプロフェン(ibuprofen)はスウェーデンでも広く入手可能なOTC鎮痛薬です。NSAIDs全般は胃粘膜障害リスクがあり、胃酸症状を抱える旅行者は原則として使用を避けるべきです。どうしても鎮痛薬が必要な場合は、アセトアミノフェン(paracetamol)含有製品を選択し、薬剤師に相談してください。
アルコールとの同時摂取
制酸剤・H2ブロッカー・PPIのいずれも、アルコール摂取と組み合わせると薬効が減弱したり、胃酸分泌が再び促進されたりする可能性があります。服薬中はアルコールを控えることが望ましいです。
偽造・非正規品への注意
スウェーデンは正規薬局制度が整備されており、Apotekチェーンでの購入であれば偽造品のリスクは低いと考えられます。観光地の土産物店やフリーマーケット等で医薬品類を購入することは避けてください。
薬剤師の視点:渡航前準備と現地入手のリスク評価
日本から持参を推奨するOTC薬
スウェーデンはOTC薬の入手環境(pharmacyAccess: easy)が整っているため、必ずしも持参が必須ではありませんが、以下の日本製品は使い慣れており、説明書きも日本語のため安心して使用できます。
| 日本のOTC薬 | 主成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| ガスター10(第一三共ヘルスケア) | ファモチジン10mg | H2ブロッカー、6〜8時間効果持続 |
| オメプラゾールOTC(複数メーカー) | オメプラゾール20mg | PPI、効果は強力だが発現まで数日かかることも |
| 太田胃散 | 和漢成分複合配合 | 消化促進・即効性あり、携行に便利な個包装あり |
| キャベジンコーワα(興和) | メチルメチオニンスルホニウムクロリド等複合 | 胃粘膜保護・消化補助 |
| ガストール(エスエス製薬) | シメチジン等 | H2ブロッカー系、食後の胸焼けに対応 |
持参のコツ:元の容器・包装ごと持参するのが原則です。カプセルや錠剤を小分けにした場合、空港の税関で成分の確認を求められることがあります。渡航日数分+予備2〜3日分を目安に準備してください。液剤は機内持ち込み規制(100mL以下・ジップロック収納)に注意が必要です。
現地入手のリスク評価
スウェーデンのApotek系薬局は医薬品管理が厳格で、品質・成分表示の信頼性は高いと評価できます。英語での対応も十分に期待できるため、旅行中に症状が出た場合でも現地調達に大きなリスクはありません。ただし、成分名(一般名)を把握していないと「薬剤師に何を頼めばいいかわからない」状態になりやすいため、本記事の表を渡航前にスクリーンショット保存しておくことをおすすめします。
使用上の注意:PPI(プロトンポンプ阻害薬)の取り扱い
オメプラゾールやパントプラゾールなどのPPIは強力な胃酸分泌抑制作用を持つ一方で、長期連用(概ね8週間以上)により腸内細菌叢への影響・マグネシウム吸収低下・Clostridioides difficile感染リスク上昇等が報告されています。旅行中の一時的な使用(概ね2週間以内)は一般的に問題となることは少ないですが、帰国後も症状が続く場合は医師への受診が必要です。
帰国後の観察ポイント
症状が持続する場合
旅行中に胃もたれ・胸焼けを経験した場合、帰国後2週間以上にわたって以下の症状が続く場合は消化器内科への受診を検討してください。
- 逆流・胸焼けが繰り返し起きる
- 食欲不振・体重減少が続く
- 夜間に症状で目が覚める
- OTC薬を継続しないと症状が再燃する
輸入感染症の見分け方
胃もたれ・胸焼けとは別に、北欧・スウェーデン渡航後に注意すべき感染症として以下が挙げられます。
| 疾患名 | 主な症状 | 潜伏期間の目安 | 受診の目安 |
|---|---|---|---|
| ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症) | 水様性下痢・腹痛・鼓腸・脂肪便 | 1〜3週間 | 帰国後に下痢が2週間以上続く場合 |
| カンピロバクター腸炎 | 発熱・激しい腹痛・下痢(血性も) | 2〜5日 | 発熱・血性下痢が出た場合は早急に |
| サルモネラ症 | 発熱・嘔吐・下痢 | 6〜72時間 | 発熱を伴う下痢が2日以上続く場合 |
| ノロウイルス | 嘔吐・下痢・軽度発熱 | 24〜48時間 | 脱水症状が強い場合は受診 |
スウェーデンは衛生水準が高く、旅行関連の消化管感染症リスクは東南アジア等に比べて低い水準にありますが、生魚・半生肉・自然水(湖・沢)の生飲みには注意が必要です。特に山岳・湖沼地帯をトレッキングする際、天然水をろ過・煮沸せずに飲むとジアルジア感染のリスクがあります。
帰国後受診の際に持参・伝えるべき情報
- 滞在期間と国・地域
- 症状の発症時期(渡航中か帰国後か)
- 現地で摂取した飲食物の種類(特に生肉・生魚・生水)
- 現地で服用した薬の成分名
- 既往症・常用薬のリスト
参考文献
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Läkemedelsverket(スウェーデン医薬品庁)公式サイト スウェーデン国内のOTC医薬品承認・成分情報 https://www.lakemedelsverket.se/
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Apoteket AB 公式サイト 薬局チェーンの店舗情報・製品情報 https://www.apoteket.se/
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1177 Vårdguiden(スウェーデン医療情報ポータル) 症状別医療ガイダンス・救急受診の目安 https://www.1177.se/
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World Health Organization (WHO) — Safe food and water for travellers 渡航者向け食品・水の安全に関するガイダンス https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/food-safety
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外務省 海外安全情報 スウェーデン 渡航安全情報・医療事情・緊急連絡先 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_005.html
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日本消化器病学会 ガストロエソファジール逆流症(GERD)診療ガイドライン 2021年改訂版 逆流性食道炎・胃食道逆流症の診断・治療エビデンス https://www.jsge.or.jp/guideline/
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Centers for Disease Control and Prevention (CDC) — Travelers' Diarrhea 渡航者下痢症・消化管感染症に関するエビデンスベースの情報 https://wwwnc.cdc.gov/travel/yellowbook/2024/preparing/travelers-diarrhea
まとめ:スウェーデン渡航中の胃もたれ・胸焼けへの対処フロー
- 軽症(食後の不快感・軽度の胸焼け):現地薬局(Apotek)にてGavisconやRennie等の制酸剤を入手。英語で「Do you have anything for heartburn?(ドゥ ユー ハヴ エニシング フォー ハートバーン?)」と伝えれば対応してもらえます。
- 中等症(症状が続く・夜間の逆流):ファモチジンまたはオメプラゾール・パントプラゾールをApotekで薬剤師に相談のうえ購入。
- 重症サイン(吐血・タール便・激しい胸痛):即刻112に電話し救急対応を求める。
- 帰国後も症状が続く:消化器内科を受診し、渡航歴・現地での食事内容・服用薬を医師に伝える。
免責事項
本記事は薬剤師(博士(薬学))による薬学的情報の提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断や治療法の指示を行うものではありません。記載された薬剤情報・価格・入手可能性は執筆時点の情報を基にしており、現地での実際の状況と異なる場合があります。価格はすべて目安であり、時期・店舗・容量により変動します。症状が重い場合や不安な場合は、自己判断でOTC薬を使用せず、医師または現地薬剤師に相談してください。本記事の情報を利用したことによって生じた損害について、執筆者および運営者は責任を負いかねます。
監修:薬剤師(博士(薬学))