WHO・アフリカ連合が保健パートナーシップを更新
2025 年 5 月 24 日、世界保健機関(WHO)とアフリカ連合(AU)委員会は、ジュネーブで開催中の第 78 回世界保健総会の側催で、戦略的パートナーシップに関する覚書(MoU)を更新し調印しました。
更新協定の主な内容
2019 年の MoU をベースに、以下の 5 つの重点領域での協力を強化します:
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保健システムの強化
- 医薬品規制の統一、地域医薬品製造支援
- 伝統医学、国内保健財政、人材育成、デジタルヘルスの推進
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母性・新生児・小児・思春期保健
- CARMMA Plus(2021-2030)キャンペーン継続
- アジスアベバ予防接種宣言の推進
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感染症・非感染症対策
- エイズ、結核、マラリア対策
- 顧みられない熱帯病(NTD)の排除
- ウイルス性肝炎対策の強化
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栄養・食糧安全保障
- アフリカ栄養戦略(2015-2025)の実装
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緊急医療対応
- 人道的危機、紛争、気候関連災害への対応強化
背景と意義
WHO のテドロス事務局長は「アフリカへの二国間援助削減が数百万人の健康を脅かしている中で、この更新協定はアフリカの『援助依存からの脱却と自立的発展』を支援する決意を示している」と述べました。
アフリカ連合の保健・人道問題・社会開発委員アンマ・アドマア・トゥウム・アモア大使は「援助予算から保健主権への計画への転換が必要」と強調しています。
渡航者への関連性
アフリカ大陸への渡航者にとって、保健システム強化と予防接種の推進は感染症対策の観点で重要です。特にマラリア、結核、ウイルス性肝炎などへの対策が強化される地域への渡航前には、最新の予防接種情報と医療施設情報の確認が推奨されます。
薬剤師メモ
この協定はアフリカの保健インフラ構築を支援するものであり、即座の渡航者向け医療提供形態の急激な変化は見込まれません。ただし中長期的には、地域医薬品製造やデジタルヘルスの整備が進み、医療アクセスが段階的に改善される見通しです。渡航前には目的地の医療施設情報を公的機関に確認することをお勧めします。