南米のハンタウイルス(アンデスウイルス)注意喚起

南米のアンデスウイルス(ハンタウイルス)について

概要

アンデスウイルスは南米に生息する一部のげっ歯類が保有するハンタウイルスの一種です。アルゼンチンおよびチリに風土病として自然に存在しており、米国疾病予防管理センター(CDC)が注意を喚起しています。

感染経路

ハンタウイルスは主に以下の経路で人に感染します:

  • 感染したげっ歯動物の排泄物、唾液、血液との接触
  • 汚染されたほこりの吸入
  • 感染動物による咬傷

人から人への感染は極めて稀です。

症状

感染後1~8週間の潜伏期を経て、以下の症状が現れる可能性があります:

  • 発熱、頭痛、筋肉痛などの初期症状
  • 進行すると呼吸困難、低血圧などハンタウイルス肺症候群の症状

重篤化する可能性があるため、疑わしい症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。

予防対策

  • げっ歯動物が活動する場所(納屋、小屋、キャンプ地など)への出入りを最小限に
  • ネズミなどの死骸に直接触れない
  • キャンプやハイキング時は食料を密閉容器に保管
  • 手洗い、うがいの励行
  • 呼吸用保護具の着用(高リスク地域での長時間滞在時)

治療

特異的なワクチンや治療法は現在ありません。対症療法と支持療法が中心となります。

薬剤師メモ
ハンタウイルス感染の治療は主に対症療法です。アルゼンチン、チリへの渡航予定者は、事前に現地の医療機関情報を確認し、げっ歯動物との接触を徹底的に避けることが最重要です。渡航中に疑わしい症状が出た場合は、直ちに医療機関へ相談してください。帰国後も症状が出現することがあるため、潜伏期を念頭に置いた健康観察が重要です。

出典(一次情報)

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