サブサハラアフリカでジフテリア流行

サブサハラアフリカにおけるジフテリア流行警報

概況

CDCから2026年6月2日に発表されたアラートによると、サブサハラアフリカの複数国でジフテリアの集団感染が報告されています。影響を受けている国は以下の通りです。

  • チャド
  • ギニア
  • ニジェール
  • ナイジェリア
  • マリ
  • モーリタニア
  • ソマリア

ジフテリアについて

ジフテリアは、Corynebacterium diphtheriae菌による感染症で、呼吸器系を主に侵す急性疾患です。皮膚や粘膜に偽膜が形成され、重症化すると気道閉塞や心筋炎などの合併症を引き起こす可能性があります。

推奨される対応

CDCは、これら地域への渡航者に対してジフテリアワクチン接種の確認を強く推奨しています。

成人の標準スケジュール:

  • 初回シリーズ:3回接種(通常0、1-2ヶ月、6-12ヶ月
  • 追加接種:10年ごと

渡航予定者へ:

  • 最後のジフテリア含有ワクチン接種から10年以上経過している場合は、渡航前の追加接種をご検討ください
  • 過去に3回以上の接種を受けていない方は、より短期間での接種スケジュール相談が必要です

感染予防対策

ワクチン接種に加え、以下の感染予防策も重要です。

  • 患者との密接な接触を避ける
  • 呼吸道衛生の実践(咳・くしゃみ時のマスク着用)
  • 手指衛生の徹底

薬剤師メモ
ジフテリアワクチン(トキソイド)は、日本ではDPT(三種混合)またはDPT-IPV(四種混合)として一般的です。海外渡航前に母子健康手帳で接種歴を確認し、医療機関で相談することをお勧めします。抗毒素血清(DPT)の入手可能性は国によって異なるため、予防接種による事前対策が最優先です。

出典(一次情報)

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