コンゴ民主共和国でブンディブギョウイルス病(BVD)流行
CDC(米国疾病対策予防センター)は、2026年8月4日付けで、コンゴ民主共和国(DRC)のハウト・ウエレ州およびショポ州への不要不急の渡航を回避するよう勧告しました。
現在の状況
これら両州ではブンディブギョウイルス病(Bundibugyo virus disease, BVD)の流行が確認されており、渡航者のリスク評価はレベル3(渡航回避勧告)に設定されています。
ブンディブギョウイルス病について
BVDはエボラウイルス科に属するウイルス感染症で、以下の特徴があります:
- 感染経路:野生動物(特にコウモリやげっ歯類)や患者との接触、体液への曝露
- 症状:発熱、筋肉痛、頭痛、出血症状など、通常7~21日の潜伏期間後に発症
- 致死率:過去の流行では30~50%程度とされています
渡航者向けの推奨事項
- 不要不急の渡航は回避してください
- 必要に応じ渡航する場合は、現地当局の最新情報を確認してください
- 野生動物との接触、患者または体液への接触を厳格に回避してください
- 基本的な衛生対策(手指衛生、個人防護具の使用)を徹底してください
医療体制について
当該地域の医療インフラは限定的です。感染の可能性がある場合、可能な限り早期に医療機関に相談してください。
薬剤師メモ
BVDに対する特異的な治療薬や承認ワクチンは現在ありません。感染予防が最優先です。渡航前に感染症専門の医療機関で相談し、渡航医学的なリスク評価を受けることをお勧めします。また、帰国後21日以内に症状が出た場合は、直ちに医療機関に受診し、渡航歴を伝えてください。