インドネシア(バリ)のジカウイルス感染リスク
現状
CDCは、インドネシア(バリ)からの帰国者にジカウイルス感染例が報告されていることを受け、渡航者への注意喚起を行っています。バリへの渡航を予定している方は、感染予防対策の実施が推奨されています。
ジカウイルスについて
ジカウイルスは主にネッタイシマカなどの蚊を媒介として感染します。感染者の多くは軽度の症状(発熱、発疹、関節痛など)で回復しますが、妊婦の感染は先天異常(小頭症など)のリスクとなることが知られています。
推奨される予防対策
蚊刺咬予防:
- DEET(ディート)などの有効成分を含む虫除けスプレーの使用
- 長袖・長ズボンの着用
- 蚊帳の使用など室内での対策
- 特に早朝と夕方の活動を控える
性的感染予防:
- バリ渡航中および帰国後は、パートナーとの性接触時にコンドームの使用
- 特に妊婦またはパートナーが妊婦の場合は厳格な対策が必須
帰国後の健康管理
帰国後2週間程度は症状(発熱、発疹、関節痛、筋肉痛など)の出現に注意し、症状が見られた場合は医療機関に相談してください。受診時には必ずバリへの渡航歴を伝えてください。
薬剤師メモ 虫除け製品の選択時は、DEET濃度(一般的に10~30%)や使用対象年齢を確認し、妊婦や乳幼児がいる場合は薬剤師に相談することをお勧めします。また、ジカウイルスワクチンは現在日本で一般的ではないため、予防対策は蚊刺咬対策が中心となります。帰国後に症状が出た場合も、抗ウイルス薬の特異的治療はなく、対症療法が基本となります。
参考情報
CDC公式情報:https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/level2/zika-indonesia