CDC「世界的なデング熱」レベル1警告を継続(2026年9月)

CDCが世界的なデング熱リスクに注意喚起(レベル1)

CDC(米国疾病対策センター)は2026年9月3日付で、渡航者向け健康情報「Level 1 – Global Dengue(世界的なデング熱)」を更新しました。CDCによると、デング熱は世界の多くの地域で通年のリスクがあり、アウトブレイク(大規模流行)は2〜5年ごとに発生する傾向があるとされています。

レベル1は4段階のうち最も低い区分で、「通常の予防策を実施(Practice Usual Precautions)」に相当します。渡航自体の制限ではなく、現地での感染予防行動を促す位置づけです。

今回挙げられている国・地域

CDCが掲載しているリストは以下のとおりです。

  • アジア:ベトナム、カンボジア、マレーシア、スリランカ、バングラデシュ、モルディブ
  • 中南米:コロンビア、ボリビア、コスタリカ
  • アフリカ:ケニア
  • オセアニア:マーシャル諸島、バヌアツ

なお、このリストは更新されるため、渡航前に必ずCDC原文および厚生労働省・外務省海外安全ホームページで最新情報を確認してください。リストにない国でもデング熱の流行地域は広く存在します。

CDCが推奨する基本対策

CDCは渡航者に対し、**蚊に刺されないこと(Prevent Mosquito Bites)**を予防の中心に据えています。

  • 虫よけ剤(ディート、イカリジン等の有効成分を含むもの)を使用する
  • 長袖・長ズボンで肌の露出を減らす
  • 網戸・エアコンのある宿泊施設を選ぶ
  • デング熱を媒介するネッタイシマカは日中も吸血するため、昼間も油断しない

薬剤師メモ

虫よけ剤は「有効成分と濃度」で持続時間が変わります。渡航先の滞在時間に合わせて製品を選び、日焼け止めを併用する場合は日焼け止めを先に塗ってから虫よけ剤が一般的な使用順です。小児や妊娠中の方は使用可能な成分・濃度に制限があるため、購入前に薬剤師へご相談ください。

また、デング熱が疑われる発熱時の解熱鎮痛薬の選択には注意が必要とされています。自己判断で常備薬を使うのではなく、現地または帰国後の医療機関を受診し、渡航歴を必ず伝えてください。帰国後2週間以内の発熱・発疹・強い頭痛や関節痛は医師の診察対象です。

出典

本記事は公的機関の発表内容の紹介と一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。

出典(一次情報)

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