コスタリカでA型肝炎が流行、CDCが渡航注意(レベル1)

CDCがコスタリカのA型肝炎流行を公表(Level 1)

米国疾病対策センター(CDC)は2026年9月18日、コスタリカにおけるA型肝炎(HAV)の流行について、渡航情報レベル1「通常の予防策を実施(Practice Usual Precautions)」を発出しました。CDCによると、報告されている症例の多くはサンホセ州に集中しています。

A型肝炎の基本

  • 感染経路:主に汚染された食品・飲料水の摂取、および感染者との密接な接触(便‐口経路)
  • 潜伏期間:一般に2〜7週間程度とされます
  • 主な症状:発熱、食欲低下、吐き気、腹部の不快感、濃い色の尿、黄疸など。小児では無症状のことも少なくありません
  • 慢性化はしませんが、成人や基礎疾患のある方では重症化しうると報告されています

CDCが渡航者に推奨している対策

  1. A型肝炎ワクチンの接種(渡航前に接種歴を確認。CDCは渡航者への接種を推奨しています)
  2. 安全な食品・飲料水の選択(加熱調理されたもの、密封された飲料水、氷や生野菜・カットフルーツへの注意)
  3. 石けんと流水による手洗いの徹底(食事前、トイレ後)
  4. 帰国後に発熱・黄疸などが出た場合は、渡航歴を伝えて医療機関を受診

詳細な接種スケジュールや適応の判断は、トラベルクリニックなど医療機関でご相談ください。

薬剤師メモ

A型肝炎ワクチンは一般に複数回接種で長期の予防効果が期待される設計になっています。初回接種から効果が立ち上がるまで日数を要するため、渡航が決まった時点で早めに医療機関へ相談するのが現実的です。出発直前でも接種の意義について医師が判断することがあるため、「もう間に合わない」と自己判断で諦めないでください。

また、現地では下痢止め(ロペラミドなど)を安易に常用せず、まずは経口補水液による水分・電解質補給を優先する考え方が一般的です。発熱や血便を伴う場合は自己判断での服薬を避け、受診を検討してください。

常用薬がある方は、**英文の薬剤情報(一般名入り)**と十分な日数分を手荷物へ。海外では同一製品が入手できないことが多く、成分名で説明できる準備が役立ちます。渡航先の医薬品持ち込みルールも事前確認を。

本記事はCDC公表情報の要約と一般的な注意点の紹介であり、診断・治療方針を示すものではありません。最新情報はCDCの原文をご確認ください。

出典(一次情報)

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