韓国で咳になったら|現地で買える薬と薬局での買い方を薬剤師が解説

韓国で咳になったら|現地で買える薬と薬局での買い方を薬剤師が解説

韓国旅行・出張中に咳が止まらなくなって困った経験はありませんか。乾燥した冬の空気、黄砂が飛び交う春先、人混みでのウイルス感染——韓国滞在中に咳が出る原因はいくつもあります。本記事では、薬剤師(博士(薬学))の立場から、現地薬局で実際に入手できるOTC薬の選び方・使い方、ハングルでの症状の伝え方、受診が必要な危険サイン、そして帰国後に注意すべき点まで、7000字超の網羅的なガイドとしてまとめました。


韓国で咳になる原因の解説

気候と乾燥——最大の要因

韓国は大陸性気候の影響を強く受けており、冬季(11月〜3月)の相対湿度はソウルで平均30〜50%程度にまで下がります。日本の都市部が同時期に50〜60%程度を維持することと比較すると、体感的にかなり乾燥しています。暖房が効いた室内では湿度がさらに低下し、気道粘膜が乾燥して線毛運動が低下します。その結果、ウイルスや異物を除去する能力が落ち、刺激性の乾いた咳(乾性咳嗽)が起きやすくなります。痰を伴わない空咳で、水分補給と保湿だけで改善するケースも多いのが特徴です。

風邪(감기)——渡航者に最多の原因

ウイルス性上気道炎(いわゆる風邪)は韓国滞在中の咳の最多原因です。秋冬季(10月〜3月)にはインフルエンザを含むウイルス感染が流行し、観光地・地下鉄・食堂といった密閉空間での感染リスクが高まります。韓国の冬は気温が氷点下になる日も多く、鼻腔粘膜が冷気で傷みやすいことも感染リスクを高める一因です。初期症状は咽頭痛・鼻水を伴うことが多く、2〜3日後から咳が主体になるパターンが典型的です。

黄砂・大気汚染(황사 / 미세먼지)

春季(3月〜5月)には中国大陸からの黄砂(황사)と、年間を通じて問題となる微細粉塵(미세먼지、PM2.5)が気道を刺激します。韓国環境部の観測データでは、春季の一部期間にPM2.5濃度が「非常に悪い」水準(75μg/m³超)に達することがあります。気道過敏性のある人や喘息・アレルギー性鼻炎の既往がある人は、刺激性咳嗽やアレルギー性咳嗽が増悪しやすい環境です。この場合、鎮咳薬よりも感染源の回避(KF94マスクの着用)が優先されます。

飲食文化と胃食道逆流

韓国料理はキムチ・チゲ・辛いタレなど刺激物が多く、慣れていない旅行者では胃酸分泌が亢進しやすい傾向があります。胃食道逆流症(GERD)は慢性咳嗽の見落とされがちな原因で、食後に咳が増える・横になると悪化する・胸焼けを伴うといった特徴があります。OTC鎮咳薬では改善しないため、該当する場合は内科受診が望ましいです。

渡航者が注意すべき感染症

韓国は先進国であり、日本と感染症リスクは概して同程度ですが、マイコプラズマ肺炎は秋冬に流行することがあり、3〜4週間続く頑固な咳を引き起こすことがあります。2〜3週間以上続く咳は結核の可能性も完全に除外できないため(韓国は日本と比較して結核罹患率がやや高い水準にあります)、長引く場合は医療機関への受診を検討してください。


重症度判定チェックリスト

自分の状態がどのレベルかを確認してください。

🔴 緊急受診(すぐに救急または病院へ)

以下の症状が1つでもある場合は、OTC薬で対処せず、直ちに医療機関を受診してください。

  • 咳に血が混じる(血痰)
  • 息苦しくて会話が困難、または安静時にも呼吸が苦しい
  • 唇・爪が紫色になっている(チアノーゼ)
  • 咳き込んで失神または意識が遠のく
  • 高熱(38.5℃以上)+強い呼吸困難が同時にある
  • 小児で咳のたびに嘔吐を繰り返し、顔が赤紫色になる(百日咳疑い)

緊急連絡先(韓国)

  • 救急車・消防:119
  • 医療相談(24時間):1339(保健福祉部)

🟡 準緊急(数日以内に受診を検討)

  • 38℃以上の熱が2日以上続く
  • 黄色〜緑色の膿性痰が大量に出る
  • 咳が2週間以上続いており改善の兆しがない
  • 胸痛を伴う咳がある
  • 喘息・COPD・心不全など基礎疾患があり、いつもより症状が悪化している
  • 免疫抑制状態(ステロイド長期使用・抗がん剤治療中など)

🟢 経過観察でよい(OTC対応可)

  • 熱がない、またはあっても37.5℃未満
  • 咳はあるが日常生活(会話・歩行)に支障がない
  • 透明〜白色の痰または痰なし
  • 症状が出て1週間以内
  • 乾燥・黄砂など環境要因の心当たりがある
  • 韓国入国前から続く軽い咳で悪化していない

現地薬局で買えるOTC薬

韓国の薬局(약국)は医師の処方箋なしで購入できる一般医薬品(일반의약품)を多数取り扱っています。以下は現地で入手しやすい成分・製品をまとめた一覧です。

注記: 韓国のOTC市場では日本と流通する製品が異なります。実在が確認できる成分・代表的な製品のみを記載し、不確かなブランド名は成分名での記述に留めています。現地薬局で薬剤師に成分名を見せて相談することが最も確実です。

咳止め・去痰薬の主要成分と製品の目安

カテゴリ 主成分(一般名) 代表的な製品の特徴 用法の目安 価格目安 主な入手先
鎮咳(中枢性) デキストロメトルファン臭化水素酸塩 シロップ・錠剤ともにあり 1回15〜30mg、4〜6時間ごと 5,000〜10,000ウォン 薬局(약국)全般
去痰 グアイフェネシン シロップまたは錠剤 1回200〜400mg4時間ごと 5,000〜9,000ウォン 薬局(약국)全般
鎮咳+去痰 複合 デキストロメトルファン+グアイフェネシン シロップ剤が主流 製品による 7,000〜12,000ウォン 薬局(약국)全般
抗ヒスタミン+鎮咳 複合感冒薬 クロルフェニラミン+デキストロメトルファン他 錠剤・包み薬が多い 製品による 3,000〜8,000ウォン 薬局(약국)全般
気管支拡張(軽度) dl-メチルエフェドリン塩酸塩 複合感冒薬に配合されることがある 製品による 薬局で確認 薬局(약국)
去痰(ムコリティクス) アセチルシステイン(N-アセチルシステイン) 痰が硬く絡む咳に適する。顆粒・錠剤 1回200mg、1日2〜3回 8,000〜15,000ウォン 薬局(약국)
咳・痰(漢方系) 甘草・桔梗エキス配合 韓方(한방)薬局でも入手可 製品による 5,000〜10,000ウォン 韓方薬局・一般薬局

各成分の薬学的解説

デキストロメトルファン(Dextromethorphan) 中枢性の非麻薬性鎮咳成分です。延髄の咳中枢に作用して咳反射を抑制します。依存性はコデインより低く、適切な用量であれば安全性が高い成分です。ただし、過量摂取では解離症状(フラッシュバック様の精神症状)が出ることがあります。MAO阻害薬との併用は禁忌です。韓国の薬局では「DXM」「덱스트로메토르판」と表記されている製品を探してください。

グアイフェネシン(Guaifenesin) 気道の分泌液を増やして痰の粘度を下げ、線毛運動を助ける去痰成分です。痰が絡む湿性咳嗽に適しています。服用中は水分を十分に摂ることが重要です(1日1.5〜2L目安)。安全性が高く、妊婦・授乳婦でも短期使用は比較的許容されやすい成分ですが、服用前に薬剤師への確認を推奨します。

アセチルシステイン(N-Acetylcysteine / ACC) 痰のジスルフィド結合を切断して粘性を低下させるムコリティクス(粘液溶解薬)です。韓国ではACC顆粒に相当する製品(アセチルシステイン配合の顆粒・錠剤)が薬局で入手できます。硬くて出にくい痰に特に有効です。

複合感冒薬を選ぶときの注意

韓国の薬局では「감기약(カムギヤク、風邪薬)」として複合感冒薬が多数並んでいます。咳以外の症状(鼻水・発熱・頭痛)も伴う場合は複合感冒薬が便利ですが、以下の点に注意してください。

  • クロルフェニラミン(抗ヒスタミン薬)配合製品:強い眠気が出ます。運転・機械操作は避けてください。
  • フェニレフリン配合製品:鼻詰まりの充血除去成分ですが、高血圧・前立腺肥大の方には不向きです。
  • コデイン(Codeineコデイン)含有製品:韓国のOTCの一部にコデイン配合製品があります。コデインは依存性・便秘・呼吸抑制のリスクがあり、小児(特に12歳未満)への使用は禁忌です。日本ではコデイン含有鎮咳薬のOTC販売は一部に限られており、慎重に扱う必要があります。購入前に成分を確認してください。

現地語での症状表現・薬局での買い方フレーズ

症状を伝えるハングルフレーズ

日本語 韓国語(ハングル) 読み方(カタカナ)
咳があります 기침이 있어요 キチミ イッソヨ
乾いた咳です 마른 기침이에요 マルン キチミエヨ
痰が絡む咳です 가래가 끓는 기침이에요 カレガ ックルヌン キチミエヨ
痰が多いです 가래가 많아요 カレガ マナヨ
夜に咳がひどくなります 밤에 기침이 심해져요 パメ キチミ シムヘジョヨ
3日前から咳が続いています 3일 전부터 기침이 계속 나요 サミル チョンブト キチミ ケソク ナヨ
熱はありません 열은 없어요 ヨルン オプソヨ
喉が痛いです 목이 아파요 モギ アパヨ

薬を購入するためのフレーズ

日本語 韓国語(ハングル) 読み方(カタカナ)
咳止め薬をください 기침약 주세요 キチミヤク チュセヨ
処方箋なしで買える薬はありますか 처방전 없이 살 수 있는 약 있어요? チョバンジョン オプシ サル ス イッスン ヤク イッソヨ?
痰が出る咳に効く薬はどれですか 가래 기침에 좋은 약은 뭐예요? カレ キチメ チョウン ヤグン ムォエヨ?
眠くならない薬がほしいです 졸리지 않는 약으로 주세요 チョルリジ アンヌン ヤグロ チュセヨ
子どもが飲めますか 어린이도 먹을 수 있어요? オリニド モグル ス イッソヨ?
いくらですか 얼마예요? オルマエヨ?

英語での補助フレーズ(薬局スタッフが英語対応できる場合)

  • I have a dry cough.(アイ ハヴ ア ドライ コフ) — 乾いた咳があります
  • I have a wet cough with phlegm.(アイ ハヴ ア ウェット コフ ウィズ フレム) — 痰が絡む咳があります
  • I need a cough suppressant without a prescription.(アイ ニード ア コフ サプレサント ウィズアウト ア プリスクリプション) — 処方箋なしで買える鎮咳薬がほしいです
  • Does this contain codeine?(ダズ ディス コンテイン コデイン?) — これにコデインは含まれていますか?
  • I am allergic to aspirin.(アイ アム アラージック トゥ アスピリン) — 私はアスピリンにアレルギーがあります

現地の医療事情

韓国の医療体制の概要

韓国は国民健康保険(건강보험)制度が整備されており、外国人旅行者でも私費(自費診療)で病院・クリニックを受診できます。医療水準は日本と同等以上であり、特にソウル・釜山などの大都市には世界水準の総合病院が複数あります。

医療機関の種類と使い分け

種類 韓国語 特徴 目安費用(自費)
総合病院 종합병원 大規模。救急対応・専門科あり 受診料:概ね10,000〜30,000ウォン+検査費
病院 병원 中規模。入院設備あり 概ね8,000〜20,000ウォン
医院(クリニック) 의원 小規模クリニック。軽症向け 概ね5,000〜15,000ウォン
呼吸器内科 호흡기내과 咳・肺疾患専門 受診料別途
薬局 약국 処方箋なしOTC購入・軽症相談 OTC薬:3,000〜20,000ウォン

費用は目安であり、検査・処置の内容により大幅に変動します。海外旅行傷害保険に加入している場合は、領収書と診断書を必ず受け取ってください。

救急・緊急連絡先

連絡先 番号 対応内容
救急・消防 119 救急車の要請
医療相談専用(韓国語) 1339 24時間医療相談(保健福祉部)
観光案内(英語可) 1330 病院紹介・通訳サポート
在韓日本大使館(緊急) +82-2-2170-5200 邦人保護・病院紹介

日本語対応が期待できる医療機関

ソウルの主要総合病院(セブランス病院、ソウル大学病院、ソウルアサン病院など)には国際診療センター(국제진료센터)が設置されており、英語・日本語対応のコーディネーターが在籍していることが多いです。ただし、日本語対応スタッフの常駐状況は変動するため、事前に外務省の海外安全情報や保険会社の提携病院リストを確認することを推奨します。

薬局(약국)の利用方法

韓国の薬局は「약국(ヤクグク)」の看板が目印で、白地に緑または赤のシンボルが使われることが多いです。ソウル市内には多数の薬局があり、コンビニエンスストア(CU、GS25)でも一部の一般用医薬品が購入できます。ただし、コンビニで扱える品目は限られており(解熱鎮痛薬・消化薬・絆創膏等が中心)、咳止め薬は薬局での購入が基本です。


薬剤師の視点——渡航前準備・持参推奨OTC・現地入手のリスク

渡航前に準備すべきこと

韓国は薬局アクセスが容易な国ですが、夜間・日曜は閉店している薬局も多く、急な症状に備えて最低限の薬を持参することが賢明です。特に以下の人は事前準備が重要です。

  • 喘息・アレルギー性咳嗽の既往がある方(定期薬の十分な量と吸入器の携帯)
  • 慢性疾患で複数の薬を服用中の方(相互作用の観点から自己購入OTCに注意)
  • 小児連れの旅行(子ども用製品の確認・体重別用量の把握)

持参推奨の日本製OTC咳止め薬

日本から持参する場合、実在する製品の中から自分の症状に合ったものを選んでください。以下は代表的な実在製品の例です。

日本製品名 主成分 適した咳のタイプ
ストナ去たんカプセル(大正製薬) グアイフェネシン配合 痰が絡む湿性咳嗽
アネトンせき止め顆粒(武田薬品) ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・グアイフェネシン他 咳全般(鎮咳+去痰)
新ブロン液エース(エスエス製薬) デキストロメトルファン臭化水素酸塩・グアイフェネシン他(シロップ) 乾性・湿性両方

注意: ジヒドロコデインリン酸塩を含む製品(例: アネトンせき止め顆粒)は麻薬系成分を含みます。韓国への持ち込みは「個人が治療のために使用する数量の範囲内」であれば通常問題ありませんが、大量持参や他の薬との混在には注意してください。不安な場合は在韓国日本大使館または韓国の食品医薬品安全処(MFDS)のガイドラインを事前に確認することを推奨します。

現地購入のリスクと注意事項

信頼できる購入先

  • 🟢 약국(ヤクグク):正規の薬局。薬剤師が常駐しているか確認してください
  • 🟢 CU・GS25等コンビニの医薬品コーナー:限定品目のみ
  • 🔴 路上露店・無認可オンラインショップ:絶対に避けてください。偽造品・不純物混入のリスクがあります

言語バリアへの対応 韓国の薬局では英語が通じないこともあります。本記事のハングルフレーズを画面で見せるか、スクリーンショットを撮って提示することが有効です。また、「1330(観光案内)」に電話すると英語での通訳サポートを受けながら薬局スタッフと会話できる場合があります。

購入前に確認すべき成分 韓国のOTC複合感冒薬に含まれることがある以下の成分には注意が必要です。

成分名 注意が必要な理由
コデイン(Codeineコデイン 依存性・呼吸抑制リスク。12歳未満禁忌
フェニルプロパノールアミン(PPA) 一部古い製品に含有。脳卒中リスクで多国が規制
エフェドリン系高用量製品 心悸亢進・高血圧悪化・不眠

避けるべき症状・状況と受診のタイミング

2週間以上続く咳について

OTC薬を1週間使用しても改善しない咳、または2週間以上続く咳は、単純な風邪ではない可能性を考慮する必要があります。鑑別すべき疾患には以下が含まれます。

  • マイコプラズマ肺炎:抗生剤(マクロライド系)が必要
  • 百日咳(Pertussis):咳込んで嘔吐するような激しい発作性咳嗽が特徴
  • 結核(Tuberculosis):韓国は日本より罹患率がやや高い水準にあります(WHO結核レポート参照)。長引く咳・体重減少・夜間発汗を伴う場合は要受診
  • 咳喘息(Cough-variant asthma):夜間や運動後に悪化。β2刺激薬吸入が有効だが処方が必要
  • 胃食道逆流(GERD)関連咳嗽:胸焼けを伴い、食後・臥位で悪化

帰国後の観察ポイント

帰国後に注意すべき症状

韓国から帰国した後も2〜3週間は体調の変化に注意が必要です。旅行中に感染した場合、潜伏期間が経過して帰国後に発症するケースがあります。

帰国後2週間以内に以下の症状があれば医療機関受診を

症状 考えられる原因 受診科の目安
2週間以上続く咳+発熱 細菌性肺炎・マイコプラズマ 内科・呼吸器内科
長期の咳(3週間〜)+体重減少 結核(要注意) 呼吸器内科・感染症内科
帰国後の咳+ひどい疲労感 各種感染症 内科
アレルギー様症状が続く 黄砂による慢性刺激・アレルギー増悪 アレルギー科・耳鼻科

医療機関での伝え方

帰国後に受診する際は、必ず「韓国から帰国した」「帰国日」「滞在期間」を医師に伝えてください。渡航歴は診断に大きな影響を与えます。

伝えるべき情報のチェックリスト

  • 渡航先(韓国)と帰国日
  • 咳が始まった時期(韓国滞在中か帰国後か)
  • 現地で服用した薬の名前・成分
  • 同行者に同様の症状があるか
  • 海外旅行傷害保険の有無(診断書が必要な場合がある)

輸入感染症として考慮すべき疾患

韓国から輸入される可能性がある呼吸器関連感染症として、臨床的に考慮されるものを以下に示します。

  • インフルエンザ:帰国後48時間以内の抗ウイルス薬(オセルタミビル等)が有効。38℃以上の高熱+咳は要検査
  • マイコプラズマ肺炎:若年者に多く、「歩き回れる肺炎」として知られる。抗生剤が必要
  • 結核:韓国の結核罹患率は先進国の中では相対的に高い水準。長期滞在者・医療機関訪問者は特に注意

参考文献

  1. World Health Organization. Global Tuberculosis Report 2023. Geneva: WHO; 2023. https://www.who.int/teams/global-tuberculosis-programme/tb-reports/global-tuberculosis-report-2023

  2. Korea Disease Control and Prevention Agency (KDCA). Infectious Disease Surveillance. Cheongju: KDCA; 2024. https://www.kdca.go.kr/index.es?sid=a3

  3. 外務省. 海外安全情報「韓国」. 東京: 外務省; 2024年更新. https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_010.html

  4. Korea Ministry of Environment / 국립환경과학원. Air Korea — PM2.5 Realtime Data. Incheon: NIER; 2024. https://www.airkorea.or.kr/

  5. 厚生労働省. 「海外旅行と感染症」. 東京: 厚生労働省; 2023年更新. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/travel.html

  6. Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Travelers' Health — South Korea. Atlanta: CDC; 2024. https://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/traveler/none/south-korea

  7. Korea Ministry of Food and Drug Safety (MFDS). OTC Drug Information. Cheongju: MFDS; 2024. https://www.mfds.go.kr/eng/index.do

  8. 독감・비급여 진료정보포털(韓国보건복지부). 국민건강보험 외국인 진료안내. 서울; 2024. https://www.nhis.or.kr/


まとめ——韓国で咳が出たときのアクションプラン

  1. まず重症度を確認する:血痰・呼吸困難・高熱(38.5℃以上)があれば即受診(119または1339)
  2. 軽症であれば薬局(약국)へ:「기침약 주세요(キチミヤク チュセヨ)」と伝えて相談
  3. 成分を確認する:コデイン・エフェドリン系高用量には注意。デキストロメトルファンまたはグアイフェネシン配合製品が標準的な選択肢
  4. 水分と加湿を忘れずに:乾燥環境での咳は保湿だけで改善するケースも多い
  5. 1週間で改善しなければ受診:呼吸器内科(호흡기내과)または総合病院の国際診療センターへ
  6. 帰国後も経過観察2週間以内に症状が続く・悪化する場合は国内医療機関で「韓国滞在歴あり」を告げて受診

免責事項

本記事は薬学的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療方針の決定を行うものではありません。記載された薬剤情報は執筆時点の情報に基づいており、製品の入手可能性・成分・価格は変更される可能性があります。症状の判断や薬の選択に不安がある場合は、必ず現地または帰国後の医療機関・薬剤師にご相談ください。

監修: 薬剤師(博士(薬学))

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免責事項: 本ガイドは一般的な軽症対応の参考情報であり、 医学的診断の代替ではありません。 妊婦・小児・慢性疾患の方、および上記の危険サインが見られる場合は 必ず医師・薬剤師に直接ご相談ください。

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